J2愛媛FCは、8月31日に本拠地ニンジニアスタジアムで行われたJ1リーグ第28節ベガルタ仙台戦を、人気漫画『アオアシ…

 J2愛媛FCは、8月31日に本拠地ニンジニアスタジアムで行われたJ1リーグ第28節ベガルタ仙台戦を、人気漫画『アオアシ』とのコラボレーションイベント「アオアシ サンクスマッチ」として開催。そこで販売された「限定コラボグッズ」が争奪戦となった。

 週刊ビッグコミックスピリッツで連載されていた『アオアシ』は、愛媛県出身の青井葦人を主人公に、Jクラブのユースチームをテーマにした本格派サッカー漫画。作者・小林有吾氏が愛媛県出身かつ愛媛FCのサポーターであり、これまで何度もコラボイベントが実施されてきた。その『アオアシ』が今年6月に最終話を迎え、クラブが感謝の「サンクスマッチ」を実施したのだ。

 試合当日、スタジアムでさまざまなイベントが実施されて盛り上がった中、ファンが買い求めたのが、愛媛FCのユニフォーム姿の青井葦人がデザインされたTシャツやブランケット、キーホルダー、リボンマグネットなどの「限定コラボグッズ」だった。

 商品は、スタジアムグッズショップに続いて、オフィシャルウェブショップでも販売されたが、すぐに完売となった。その好評ぶりを受けて、クラブは9月5日の昼12時からウェブ上での再販売を実施したが、1時間もたたないうちに多くの商品が完売し、SNS上には「欲しかったポストカードも下敷きもなくなってるじゃん!!」「争奪戦なのか…」と悲痛な声が寄せられた。

 すると、その声にクラブも応え、再販後すぐに完売となった「ブラックアクリルキーホルダー」「リボンマグネット」「ふわふわブランケット」を、9月5日の昼18時から再再販売した。

■「買えなかった分買いました!嬉しい」

 この愛媛FC×アオアシの限定コラボグッズの“完売→再販→即完売→再再販売”の流れの後、SNS上にはファンからの「買えた!!」「買えなかった分買いました!嬉しい」「午前の打ち合わせが長引いて買えなくて泣いてたら再再販あって震えた。無事買えました!」という報告に加え、「こういう対応は評価すべき。ありがとうスタッフさん。」と感謝のコメントも寄せられた。

 コミック版の『アオアシ』は最終40巻が8月28日に発売されたばかり。その最終話には「世界へ、連れて行ってやる。」の台詞で締められ、余韻を残しながら完結を迎えた。だが、愛媛FCの戦いはまだまだ続く。現在J2最下位と苦しんでいるが、このままでは終われない。『アオアシ』とのコラボグッズを手に残り10試合、最後までゴール、勝利を目指したアシトと同じような執念を見せてもらいたい。

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