◇国内男子◇ロピア フジサンケイクラシック 3日目(6日)◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70)ロングコースの…

男子レギュラーツアー初挑戦を通算19オーバーで終えた川崎志穂

◇国内男子◇ロピア フジサンケイクラシック 3日目(6日)◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70)

ロングコースの難関・富士桜を9オーバー「79」で回り、開幕前に「出たら完璧」と話していた目標に届いた。推薦枠から男子レギュラーツアーに初挑戦した川崎志穂は通算19オーバーの予選落ちに終わったが、「一打一打に集中して、今やれることをやっていけたと思う」と全力を出し切った2ラウンドを総括した。

前半アウトは2連続ボギーで発進したが、400ydの3番ではフェアウェイから5番アイアンで2mにつけてバーディ。さらに245yd設定の4番(パー3)では、グリーン左手前のラフから「ラッキーだった」というチップインで初日に続くバーディを奪った。幸運だけではない。ラフに落とした2打目地点は、5Wでグリーンに届かないことを想定して「左手前でいいと思っていた」という狙いどころだった。

最終18番をパーで締めて目標の70台を達成

目標クリアを手放しでよろこばず、「本当にありがたかった」と学びと収穫の言葉が口をつく。「男子でも(脱出が)無理なラフに入ればすぐに刻むマネジメントや、ウェッジの打ち方の種類が、すごく勉強になった」。特にアプローチのバリエーションの少なさを自覚していただけに、間近で多彩なショットを見られたことは大きな刺激になった。

富士桜での経験を今後に生かしたい

QTランキング236位でシーズンインした今季、女子ツアーでの出場はレギュラーツアー2試合、下部ツアー1試合だけ。現時点で次戦は未定で「確実に決まっているのはQTだけ」という。今後はマンデートーナメント(予選会)に出場しながらプレーの場を求めつつ、11月下旬に始まるファーストQTに備える。「今回、学んだことや課題を持ち帰ってやり直していきたい」。刺激でいっぱいだった2日間の経験を、これからの糧にする。(山梨県河口湖町/塚田達也)