誉(愛知)の大型右腕・モレチ・アレシャンドレ投手はブラジルのU-23代表に選出された。 今年10月中旬に行われるパンアメ…

誉(愛知)の大型右腕・モレチ・アレシャンドレ投手はブラジルのU-23代表に選出された。

 今年10月中旬に行われるパンアメリカン野球選手権大会に出場する。モレチはブラジル、イタリアのハーフの父、ブラジル、日本の日系人の母を持つ大型右腕で、この夏は最速147キロの速球、130キロ近いカットボールを武器にリリーフとして活躍した。特にカットボールの精度の高さが評価され、代表入りが決まったという。

 今年のブラジルのフル代表に出場したヤマハの沢山優介(掛川西)などブラジルにルーツがある大学生、社会人野球の選手が選出された例はあるが、現役の高校生が一つ上のカテゴリーであるU-23のカテゴリーに選出されたのは異例の抜擢だという。それだけブラジル球界でモレチの評価は高まっている。

 モレチのコメントは以下の通り

「まだ高校生の自分がU-23代表という大きな舞台に選んでいただけて本当に光栄です。驚きと同時に嬉しさでいっぱいですし、ここまで支えてくださった家族や指導者の方々に感謝の気持ちでいっぱいです。

 年上の選手が多い中で、高校生だからこそ思い切ったプレーや全力プレーでチームに貢献したいです。結果を残すだけでなく、たくさんのことを学んで自分の成長につなげ、今後の野球人生に活かしていきたいと思います。

また、夏の大会では多くの観客や試合の重みから強い緊張を感じました。しかし、その状況に向き合って心を落ち着けて自分の力を出し切りマックス更新もできました。

 プレッシャーのかかる場面を経験したからこそ、今後さらに大きな舞台でも自信を持ってプレーできると思います。変化球でカウントを作りながら、ここぞの場面では真っ直ぐで勝負し自分の武器をアピールしたいと思います」

 英語も堪能なモレチはMLBなど海外球団も注目する逸材だ。国際大会でさらなるアピールを見せる。