◇国内男子◇ロピア フジサンケイクラシック 3日目(6日)◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70)スコアを伸ばす…

第2ラウンド「71」とスコアを落とした石川遼

◇国内男子◇ロピア フジサンケイクラシック 3日目(6日)◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70)

スコアを伸ばす滑り出しだっただけに、中盤の失速が悔やまれる。首位に2打差の5位から出た石川遼は4バーディ、5ボギーの「71」とスコアを落とし、通算2アンダーで予選ラウンドを終了。ホールアウト時点で首位と6打差に開き、直近2大会(1位→24位、3位→22位)と同様に好スタートからの後退を繰り返す流れとなった。

出だしの10番、12番とピンそば1.5mにつけて2バーディを先行し、早々に首位をとらえた。16番(パー3)では右ガードバンカーからの2打目を寄せきれずボギーとしたが、1.5mを決めた17番のバウンスバックで首位争いに食らいつく。

序盤でスコアを伸ばしたが…

流れが大きく傾いたのは、初日にボギーをたたいた18番から。1打目を右ラフに入れると、インパクト後にうなり声をあげた2打目はグリーン手前のラフに落ちる。アプローチはピンをオーバーして奥のエッジまで達し、再びスコアを落とした。

折り返し直後の1番、2番も耐えきれず、3連続ボギーで首位の背中が遠のく。「ひとつでもセーブしたかった」と振り返る中でも、新設された池サイドの右手前にピンが切られた2番のボギーが口惜しい。フェアウェイから9番アイアンで狭いエリアを狙った2打目は、惜しくもグリーンを外れて深いラフへ。「ピンが近かったし、セーブできる状況だったのに寄せられなかった」と悔やんだ。

ビッグスコアが求められる最終日へ

「あと2日間あると思えばチャンスはある位置なので、そこまで悪いとは思っていない」と評価するだけに、2日目の競技中止による54ホール短縮が重くのしかかる。「ちょっと厳しいかなとは思うけど、気持ちを切り替えていきたい」。過去2勝(2009、10年)を誇る富士桜で、残された18ホールで全力を尽くす。(山梨県河口湖町/塚田達也)