凱旋門賞(10月5日・パリロンシャン)まで残り4週間。9月7日(日)、パリロンシャン競馬場で行われる「カタール・凱旋門…

 凱旋門賞(10月5日・パリロンシャン)まで残り4週間。9月7日(日)、パリロンシャン競馬場で行われる「カタール・凱旋門賞トライアル」に、日本からビザンチンドリーム(坂口智康厩舎)が登場する。出走するのは古馬による前哨戦・フォワ賞(G2・芝2400m)。

 昨年の凱旋門賞3着ロスアンゼルス、4着ソジーら強豪に挑む一戦となる。坂口師は「まずはスムーズに経験を積むことが大事。環境の変化で多少のストレスはあるが、調整は順調」と語り、本番へ向けたステップに位置付ける。

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重要なステップレース

 今年からは「Arc Races」サーキットが導入され、フォワ賞など3つのトライアル勝ち馬(ニエル賞、ヴェルメイユ賞)には凱旋門賞の「ワイルドカード」が自動付与される。未登録馬でも追加登録料12万ユーロが無料となるだけに、勝利すれば一気に本番への道が開ける。

 馬場はGOOD TO SOFT(稍重)想定。内ラチ沿いは6月以来未使用の新しい芝になる。真夏の欧州に乗り込み、悲願の凱旋門賞制覇へ向けた第一歩だ。