5日、ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップが開幕した。 オープニングラウンド初戦…
5日、ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップが開幕した。
オープニングラウンド初戦を迎えた韓国代表はプエルトリコ戦に5対2で勝利を収めた。
初回に2ラン本塁打で先制される苦しい立ち上がりとなったが、2回裏、9番パク・チホの適時打、併殺崩れの間に同点。4回裏にもパクの適時打などで2点を勝ち越した。パクは5点目となる適時打を放ち、勝ち越した。
この日、大きな印象を残したのは2回途中から登板した2番手左腕・チェ・ヨハンだ。
躍動感溢れる投球フォームから繰り出す常時140キロ中盤の速球、切れのあるスライダーで4.2回を投げ、8奪三振、無失点の好投で勝利に貢献した。
チェ・ヨハンは龍仁(ヨンイン)市野球団に所属しているクラブチームの左腕なのだ。クラブチームの選手がU−18代表入りは史上初の事例だという。
韓国の高校野球は、3年前からクラブチームも公式戦の参加可能となったが、クラブチームの選手は授業優先という形になり、強豪校と比べると練習時間が限られてしまい、あまり結果を残せないという。そんな中、チェ・ヨハンはしっかりと実力をアピールし、代表入りを果たした。ソク・スチョル監督は「彼は長いイニングを投げられるのが魅力。今日は球数を投げてもらうことになりました」と、ロングリリーフの理由を明かす。
ドラフト候補に挙がるチェ・ヨハンにとって今大会はラストアピールとなる。異例の代表入りを決めたチェ・ヨハンはさらに快投を続け、ドラフト指名を実現できるか。