イングランドFA女子スーパーリーグのリバプールFCウィメンが現地9日4日、マンチェスター・シティWFCからなでしこジャ…
イングランドFA女子スーパーリーグのリバプールFCウィメンが現地9日4日、マンチェスター・シティWFCからなでしこジャパンのDF清水梨紗をレンタル移籍で獲得したことを発表。すぐに、背番号「5」の真っ赤なユニフォーム姿を披露した。
現在29歳の清水は、日テレ・ベレーザ(現日テレ・東京ヴェルディベレーザ)で活躍後、2022年8月にウェストハム・ユナイテッド・ウィメン、2024年7月にマンチェスター・シティWFCへ移籍。その直前のパリオリンピックで右ひざ前十字靭帯断裂の重傷を負ってシーズンを棒に振ったが、長いリハビリを経て8月30日のプレシーズンマッチで約1年1か月ぶりの実戦復帰を果たし、仲間たちからも大きな拍手を受けていた。
新シーズンでは朋友の長谷川唯との共演も期待されていた中、早くもレンタル移籍を決断することになった。清水はクラブを通じて「このクラブに来れて嬉しいですし、早くここでプレーしたい気持ちが強いです」とコメント。移籍の決断については昨季までマンチェスター・シティWFCを指揮していた現リバプールFCウィメンのギャレス・テイラー監督の存在があったと言い、「シティで一緒にプレーしていた頃から、コーチがどんなサッカーをするか知っているので、自分に合っていると思い、このクラブを選びました」と語っている。
そして真っ赤な背番号5のユニフォームに袖を通した姿も披露。「チームのみんなを助けるポジションだったりプレーができる私の強み。それにプラスしてハードワークのところが他の選手に負けちゃいけないなと思っています。チームの勝利に少しでも力になれたらと思っています」と新天地での活躍を誓った。
■「青も似合って赤も似合う」
この清水の「青」から「赤」のチームへの移籍について、SNS上には「まじかよ」「レンタルとはいえ復帰早々でこれは驚き」や「せっかくシティで長谷川選手との共演が見れると思ったところだったから、少し残念」との声もあったが、新天地でなでしこジャパン10番の長野風花とチームメイトになることに「めっちゃ胸アツ」の声。そして背番号5のユニフォーム姿に「ユニ似合ってる。これは楽しみやー」「青も似合って赤も似合う」「赤いユニフォームで輝く姿、楽しみにしてるよ!」などのコメントが寄せられた。
右サイドバックが本職の清水。なでしこジャパンのニルス・ニールセン監督が課題として挙げているポジションでもある。まずはトップフォームを取り戻した姿を、実際のピッチで魅せることはできるのか。新シーズン開幕は現地9月7日、相手は林穂之香、籾木結花、石川璃音、北川ひかるの日本人選手4人が所属するエバートンFCとなっている。