◇国内男子◇ロピア フジサンケイクラシック 事前情報◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70)ことし5月の「日本プ…

清水大成の14本

◇国内男子◇ロピア フジサンケイクラシック 事前情報◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70)

ことし5月の「日本プロゴルフ選手権」で初優勝した清水大成。バッグの中身は当時と変わっていないが、2勝目以降を見据えてニューモデルをテスト中とのこと。新ドライバーのインプレッションに加え、ウェッジに対する“繊細過ぎる”感覚についても話してくれた。

持ち球のフェードが打ちやすいというドライバー

ドライバーはキャロウェイ「パラダイムAiスモーク トリプルダイヤモンドMAX」。投影面積が大きく寛容性が高そうだが、ツアープロの求める低スピン性能も備えたモデルだ。「クラブは見た目重視でチョイスします。このドライバーは前に使っていたものがつかまらなくなってきたので試してみたら良くて、そのまま使い続けています」

現在はブリヂストンのニューモデル「B-Limited BX1★ツアー」をテスト中。ボール初速82m/s、キャリー330ydと驚くべき数値を叩き出したが、実戦投入には至ってない。「スピンが少なく、出球がちょっと低いのが気になるんですが、(回転数が)あと200~300rpm増えたらつかまりやコントロールがよくなってくると思います。ロフトの微調整などをしてもらっているところで、早く試合で使えるようにしたいです」と期待値は高い。

3Wと5Wはステルス2。3Wのシャフトはツアースペック アイアン型ユーティリティは主にティショット用

3Wはテーラーメイドの2023年モデル「ステルス2」。「FWに関してはテーラーメイドの顔が好きです」。近年のモデルも試したが、変更するには至らなかった。

3Wの下は5Wもしくはドライビングアイアンをコースによって使い分け。前者は3Wと同銘柄、後者はブリヂストン「B-Limited 229HI」のアイアン型の2番ユーティリティ。ウッド類のシャフトはすべて「ツアーAD DI」だ。「タイミングの合うシャフトなので、高2くらいから使い続けています。色々試すんですが、結局DIに戻るんです(笑)。3W用は、70g台だと軽く80g台だと重いと伝えたら『7.5』にしてくれました」

4番のみCBモデル “大成カスタム”が施された220MB

アイアンはブリヂストンを愛用。4番が「221CB」、5~9番が「220MB」。220MBはコンパクトなヘッドでラフから打ちやすいのと、意図的にボールを曲げやすいのがメリットだという。「中学生のころからアイアンはマッスルバックモデルです。どうせ使うならかっこいいほうがいい。市販モデルをベースに細かいところを調整してもらい、僕好みに仕上げています」

58度のロフトを2度寝かせた60度のウェッジ 「60度以外は年に1、2本で足ります」

そしてウェッジ。4本体制を敷き、ジューシーで統一。47度を48度に、51度を52度に、55度を56度に、58度を60度に調角している。「欲しい時に欲しいだけスピンがかかってくれるのが良い」と信頼を寄せる。60度のロフトを使いたいがそのままではつかまりが悪いと相談したところ、“58度の2度寝かせ”がズバリ的中した。ただ、ひとつ問題があり…「60度はけっこうすぐ替えちゃうんです。グリーン周りでのスピン量や出球の高さが変わってくると新品にします。グリーンの速い試合が2試合続くと、替えることもあります」と、ショートゲームに対する繊細な感性をのぞかせた。

<清水大成のセッティング>

最新のクラブセッティング

ドライバー:キャロウェイ パラダイム Aiスモーク ◆◆◆ MAX(9度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD DI(重さ70g台、硬さX)
グリップ:エリートグリップ
フェアウェイウッド:テーラーメイド ステルス2(3番15度、5番18度)
シャフト:グラファイトデザイン ツアーAD DI(3番=75g、X/5番=90g台、X)
ユーティリティ:ブリヂストン 229HI
シャフト:ツアーAD VFHB(100g台、X)
アイアン:ブリヂストン 221CB(4番)、ブリヂストン 220MB プロトタイプ(5~9番)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー(X100)
ウェッジ:ジューシー tT(48、52、56、60度)
シャフト:トゥルーテンパー ダイナミックゴールド EX ツアーイシュー(X100)

「ピン型が好き」で2023年から使用開始した「009M」。打感で選んでこのモデルに

パター:スコッティキャメロン 009M GSS

ボールは「ツアーBX」

ボール:ブリヂストンツアーB X

※上記15本のうち5番ウッドもしくはユーティリティのどちらかを使用