セ・リーグで偉大な記録が誕生しようとしている。巨人・岸田 行倫、ヤクルト・古賀 優大の2人の捕手が盗塁阻止率5割超を記録…
セ・リーグで偉大な記録が誕生しようとしている。巨人・岸田 行倫、ヤクルト・古賀 優大の2人の捕手が盗塁阻止率5割超を記録しており、現時点で岸田は盗塁阻止率.542、古賀は.509をマークしている。
盗塁阻止率5割超はセ・リーグでは2012年の阪神・小宮山 慎二以来となり、同一リーグから2人となれば、1972年以来となる。盗塁阻止率5割超は記録が始まった1969年以降で11選手しか記録していない大台だ。また、来シーズンから拡大ベースの導入が検討されており、塁間が狭まれば、さらに難しい記録になりそうだ。
盗塁阻止率は、ゴールデングラブ賞の受賞資格と同様に、チーム試合数の1/2以上、つまり72試合以上に捕手として出場することが守備規定イニングの条件となる。古賀はすでに71試合でマスクを被っているが、岸田は捕手での60試合にとどまる。残り20試合中12試合で捕手として出場すれば、守備の規定に到達する。
また、盗塁阻止率は記者投票で選出されるゴールデングラブ賞において、判断材料の一つになり得る。昨年はDeNA・山本 祐大が受賞したが、今年は盗塁阻止率.308。2023年受賞の阪神・坂本 誠志郎は盗塁阻止率.321とともにまずまずの数字を残している。
ハイレベルなゴールデングラブ賞の争いにも注目が集まる。
※成績は9月4日終了時点