松山英樹が1月に優勝したPGAツアーのシーズン開幕戦「ザ・セントリー」を開催するプランテーションコースatカパルアが深…

PGAツアー開幕戦のコースにいったい何が?

松山英樹が1月に優勝したPGAツアーのシーズン開幕戦「ザ・セントリー」を開催するプランテーションコースatカパルアが深刻な水不足に直面している。AP通信が報じた。

ベイコースを含めたカパルア・ゴルフリゾートは公式ホームページで9月2日から少なくとも60日間コースを閉鎖すると発表した。長期間にわたるかんがい用水の制限を受け、芝生の回復作業を実施するとしている。11月1日以降の再開時期については、10月15日にアナウンスすることも付け加えた。

AP通信によると、コースを所有する『ユニクロ』の創業者・柳井正氏がマウイ島西部のホノコハウ水路の管理者である不動産開発会社、マウイランド・アンド・パイナップル社を8月18日に提訴。訴状では同社が給水システムの維持管理を怠ったことで水路が劣化し、水の供給が途絶えてゴルフ場の芝が枯れるなど深刻な影響が出ているとした。

このほど、マウイランド・アンド・パイナップル社が節水レベルを最高の第4段階(ティア4)まで引き上げたことに対しても「数カ月にわたるかんがい用水の制限で芝生が枯れており、さらなる停止は壊滅的なダメージをもたらすと警告していた。通常の60%とするティア2でもコースの回復は不確実な状況で、2度目の強制休眠は1月にPGAツアーの基準を満たすコースの準備をさらに困難かつ危ういものにする」と声明を出した。

マウイランド・アンド・パイナップル社は水資源管理委員会の指示に基づいて給水システムに一定の修理と改良を施したこと、同社の行動が全てコースとの合意に沿ったものであることを主張した。

PGAツアーはすでに2026年シーズンが1月8日(木)開幕の「ザ・セントリー」でスタートすると発表している。