◇国内男子◇ロピア フジサンケイクラシック 2日目(5日)◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70)大会2日目は、…
◇国内男子◇ロピア フジサンケイクラシック 2日目(5日)◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70)
大会2日目は、未明から降り続く大雨の影響で午前5時35分に競技中止が発表となった。54ホールへの短縮も決定し、週末2日間の残り36ホールで優勝者を決する。
前日の第1ラウンドを終えて5アンダー首位タイに蝉川泰果と長野泰雅、4アンダー3位タイに細野勇策と岡田晃平が続く。20代前半の若手が上位に並ぶ展開で、3アンダー5位タイにつけたのが37歳のベテラン・永野竜太郎。念願のツアー初優勝へ、大会19回目の出場で自己ベストのスタートを切った。
2008年のプロ転向から今週で326試合目の出場。「シーズンを通して、そこまで波はなくゴルフができている」と今季は休みなくプレーを続け、13試合すべてで決勝ラウンドに進んでいる。永野のほかに“皆勤”での全試合通過は賞金ランキング1位の生源寺龍憲だけだ。
ツアー未勝利ながら、生涯獲得賞金は4億556万4287円に達する。ツアー全体では93位で、同じ未勝利の選手に限ると2位に約5000万円差をつけてトップに立つ。長いキャリアにおいて、永野が安定した成績を収め続けている証しと言えるだろう。
2位につけるのは昨年シニア入りをした51歳の山下和宏。305試合の出場で3億5701万4360円を稼ぐが、レギュラーツアーは1試合をプレーした2023年を最後に出場がない。
ちなみに、ツアー1勝で最上位に立つのは65歳の真板潔で4億9821万7607円。当時40歳で初優勝した2000年「サントリーオープン」までかけた393試合(アマチュア出場を含む)は、詳細なデータが残る1985年以降でのツアー最長記録となっている。(山梨県河口湖町/塚田達也)
<ツアー未勝利選手の生涯獲得賞金トップ5>
順位/選手名/獲得賞金/生涯ランク/プロ転向後の出場試合数
1/永野竜太郎/4億556万4287円/93位/325試合
2/山下和宏/3億5701万4360円/108位/305試合
3/上井邦浩/3億4877万8448円/111位/339試合
4/李尚熹/2億7035万2758円/141位/183試合
5/立山光広/2億3746万1073円/158位/315試合