スキーンズの投球を前に無安打で終わった大谷(C)Getty Images 地区優勝争いにおいて痛恨の“スイープ負け”とな…

スキーンズの投球を前に無安打で終わった大谷(C)Getty Images

 地区優勝争いにおいて痛恨の“スイープ負け”となった。

 現地時間9月4日、ドジャースは、敵地でのパイレーツ戦に3-5で敗戦。これで痛恨の3連戦3連敗(スイープ)となり、地区優勝のマジックが消滅した。

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 大リーグ屈指の剛腕ポール・スキーンズと対峙したこの日のドジャース打線は、要所で一本が出ず。頼みの大谷翔平も3打数無安打2三振1四球と4試合ぶりにノーヒットと抑え込まれた。

 ナ・リーグ中地区最下位に沈むパイレーツに対する痛恨の結果によって、同リーグ西地区の優勝争いも混沌化。3位のジャイアンツとも7ゲーム差となって、自力優勝の可能性が復活。また、この日試合のなかった地区2位のパドレスと首位の差は、わずか2に接近した。

 どうにも勢いが加速しないドジャースに対しては、米記者からも厳しい声が飛んでいる。米版『Yahoo! Sports』のジョーダン・シュスターマン記者は「期待外れの連敗が続いている」と低調なパフォーマンスに終始するスター軍団を酷評。「実力のあるロースターが、その価値に見合う活躍ができなかったら、(ワールドシリーズの)連覇の可能性は薄れてしまうかもしれない」とポストシーズンでの戦いを不安視した。

 レギュレーションの終盤にあって、最も懸念されるのは、打線の低調さだ。というのも、20勝23敗と負け越しているオールスターブレイク以降でドジャース打線の得点数は、なんと西地区最下位。得点効率の悪さが浮き彫りになっているのだ。

 投打が噛合わずに苦戦を余儀なくされている感が否めないドジャースはいかにしてタイトルを保持するのか。球界屈指のタレント陣を要する名門の真価が問われている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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