上林は7季ぶりに規定打席に到達した(C)産経新聞社 中日の外野手・上林誠知が堅調な働きでチーム悲願のCS進出を後押しして…

上林は7季ぶりに規定打席に到達した(C)産経新聞社
中日の外野手・上林誠知が堅調な働きでチーム悲願のCS進出を後押ししている。
9月3日の阪神戦(バンテリン)に「3番・右翼」で先発出場。
【動画】7季ぶりの規定打席到達も話題、上林の豪快アーチシーン
1点を追う5回2死一、二塁から相手先発、伊藤将司から同点となる右前適時打を放ち、反撃の口火を切ると、その後、細川成也の勝ち越し3ラン、石川昂弥の今季1号も飛び出し、チームは5ー2と快勝。
上林は2日のゲームでシーズン規定打席に到達。規定打席到達は2018年、ソフトバンク在籍時以来7年ぶりともなった。
ソフトバンク時代から走攻守に優れた選手として知られていたが、2022年に右アキレス腱断裂の重症を負い、23年に戦力外となった。ソフトバンクファンの間でも衝撃が走ったが、すぐに声をかけたのが中日だったとされる。
しかし合流1年目となった昨季は46試合に出場、打率.191、1本塁打、3打点と不完全燃焼に終わった。
迎えた今季はここまで114試合に出場、打率.279、15本塁打、46打点。27盗塁と阪神のリードオフマン、近本光司と並び、30歳シーズンで初のタイトル獲得も見えてきた。
規定打席に到達した打率.279は現在リーグ4位(3日現在)。走攻守でまさにチームに欠かせない存在となっている。
ヒーローインタビューでは「体はボロボロ」と明かしたこともあった。ただ30歳シーズンで経験値は確実に上がっており、技術の引き出しは増えている。
上林の攻守に渡っての奮闘ぶりには、ファンの間からも「とにかく経験値は中日の中でも群を抜く」「こんな復活劇ある?」「頼もしすぎる」「中日でこんなにスピードのある走攻守そろった選手は非常に貴重」「間違いなく、ドラゴンズに欠かせない選手」など、ソフトバンク時代のファンも含め、多くのエールが送られている。
頼もしい背番号51が目指すCS出場のためにも、まだまだ暴れまくる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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