◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 事前(4日)◇ゴルフ5カントリー オークビレッヂ(千葉県)◇650…

出場を見送ることなく元気いっぱいにプレー※「北海道 meiji カップ」

◇国内女子◇ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 事前(4日)◇ゴルフ5カントリー オークビレッヂ(千葉県)◇6505yd(パー72)

今季ここまで開催された国内女子ツアー23試合すべてに出場している選手は35人いる。元気いっぱいのルーキーやメルセデスランキング50位までのし烈なシード争いに身を投じている選手がほとんどの中、ランク1位でレースをけん引する佐久間朱莉もその一人だ。ランク7位の菅楓華が今大会を欠場し、トップ10では唯一の皆勤賞となった。

ウェールズで行われた8月の海外メジャー「AIG女子オープン(全英女子)」にスポット参戦した翌週も「北海道meijiカップ」へ向かった22歳。「1週間は休みがいらないなって。(オフにしても)結局、ゴルフをしちゃうので。だったら試合に出ようかなって…。最近は(開催コースが)涼しいところが多くて、実家に帰っても暑かったですし…」と笑う。

連戦で生じる疲労や身体の痛みは週初めを休みにすれば対処できるレベルで、コンディションを整えてシーズンを過ごせている証拠ともいえそうだ。全試合出場を目標にしているわけではなく、残るシーズンのどこかで調整に充てる週を挟む可能性もあるという。

年間女王争いでは僅差のライバルたちがこぞって不在となる今週も、しっかりポイントを積み上げたいところ。4日間とも首位を譲らずに完全優勝した5月「ブリヂストンレディス」時のショットに比べれば、「探り探りで迷っている」状態は冷静に自覚している。その中で試合に出続けることで、「先週くらいから何となくつかめそうなポイントが出てきた」とも話す。

「(3勝目の)アース・モンダミンを勝った時は、1週間すごく心穏やかにプレーできたんです。焦りすぎず、ミスしても怒らないようにプレーして、ゴルフを楽しんでできたら」。こういう時こそ立ち返りたい明確な成功体験は、昨年までの佐久間にはなかったものだ。(千葉県市原市/亀山泰宏)