サッカーJ2水戸ホーリーホックのFW渡辺新太選手(30)が、月間MVPを獲得した賞金を活用し、「PR大使」を務める茨城…

 サッカーJ2水戸ホーリーホックのFW渡辺新太選手(30)が、月間MVPを獲得した賞金を活用し、「PR大使」を務める茨城県茨城町の全小中学校にサッカーボールを贈った。3日には町立青葉小学校(同町駒場)で児童と交流した。

 渡辺選手はここまでリーグ戦全28試合に出場。リーグ2位の13得点を挙げるなど首位を走るクラブの原動力だ。その決定力が高く評価され、4、5月と2カ月連続で月間MVPに選出された。

 3日の寄贈式には全校生徒約440人や保護者らが参加し、応援歌と拍手で渡辺選手を迎えた。

 渡辺選手は「少しでもサッカーに触れてほしいとの思いでボールを贈りました。今日をきっかけに、(試合の)応援に来てください」と呼びかけた。児童を代表して小学6年の秋葉大河さんが「諦めずにボールを追いかける渡辺選手のように目標に向かって頑張る。J1昇格へ児童一同応援しています」と話した。

 式典後、渡辺選手は「厳しい試合が続くが、応援してくれる子どもたちのためにも、常にゴールを狙っていきたい」とリーグ終盤戦への意気込みを語った。(原田悠自)