3日、神奈川の進学校に在籍する県内屈指の好左腕・濱岡 蒼太投手(川和)の名前が高野連のプロ志望届提出者リストに載った。 …
3日、神奈川の進学校に在籍する県内屈指の好左腕・濱岡 蒼太投手(川和)の名前が高野連のプロ志望届提出者リストに載った。
常時130キロ後半から140キロ近くと威力のある真っすぐに切れ味鋭いカットボール、緩いチェンジアップが軸。2年時春には桐蔭学園を8回まで無失点に抑えた。夏も森 駿太内野手(中日)らを擁した桐光学園相手に継続試合を挟んで6回まで得点を与えず、下級生の頃から強豪私学相手にもその実力を示していた。
濱岡がさらに脚光を浴びることとなったのは秋の東海大相模戦。夏の甲子園を経験した選手が多く残る打線も苦にせず8回2/3を3失点に抑えた。優勝候補相手に善戦したが、チームは惜しくもサヨナラ負け。試合後には「勝たなければ自信はつかないです」と悔しさを滲ませていた。
今春は2回戦で日大藤沢相手に延長タイブレーク11回を1人で投げ切り、13奪三振7安打3失点の力投。その後も4回戦で今春センバツに出場した横浜清陵を倒し、同校初の春ベスト8進出に大きく貢献した。夏は5回戦で涙を飲んだが、間違いなく今世代の神奈川大会を盛り上げた一人だった。
濱岡が指名されれば、慶応義塾大を経てヤクルトからドラフト1指名を受けた加藤 幹典氏以来2人目、高卒ならば同校初の偉業となる。群雄割拠の中で存在感を放ったサウスポーに吉報が届くのか注目だ。