コンフォートは打率1割台と不振にあえいでいる(C)Getty Images ドジャースは現地9月2日に敵地で行われたパイ…

コンフォートは打率1割台と不振にあえいでいる(C)Getty Images

 ドジャースは現地9月2日に敵地で行われたパイレーツ戦に7-9と競り負けた。

 大谷翔平が46号を含む3安打2打点と奮闘、一時は同点に追いつくもチームの泣き所となっている救援陣が失点し痛いゲームを落とした。

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 またヒリヒリする9月を迎えている中で、ラインアップで厳しい目を向けられている選手もいる。

 「6番・左翼」で先発したマイケル・コンフォートは2回無死一、二塁の第1打席は四球を選ぶも、1点差に迫った3回二死一、三塁の好機にパイレーツ先発のバッバ・チャンドラーの142キロスライダーに空振り三振に倒れた。

 6回の第3打席も中飛、8回先頭の第4打席はフルカウントから再び空振り三振に倒れるなど、この日も快音は聞かれなかった。

 これで直近3試合はノーヒットと苦しい内容が続いている。

 昨オフに単年1700万ドル(約25億円)で契約を結び、正左翼手として活躍が期待された32歳外野手も開幕直後から打撃が振るわず。今季はここまで120試合に出場、10本塁打をマークするも打率が.189、得点圏打率も.161と低迷(現地2日現在)。厳しい視線を向けられることが増えている。

 チームでは最近になって、故障からキム・ヘソン、キケ・ヘルナンデスが戦列に復帰。外野手のバリエーションが増えたことで米メディアも糾弾の声をあげている。

 ドジャース専門メディア『Dodgers Way』はコンフォートについて、今季の成績を踏まえた上で「ドジャースにより良い選択肢があるときでも、ラインアップに名を連ねている」と断罪。

 最近は守備難などもあり厳しい目を向けられている同じ外野布陣のテオスカー・ヘルナンデスに対し「チームに自分の価値を証明した」とするも、「コンフォートは証明していない」と追及の手をゆるめない。

 ついには「ドジャースのファンはコンフォートがロースターから完全に追い出されるのを望んでいる」とまで伝えた。

 コンフォートの起用をめぐっては日米ファンの間からも様々な声が飛び交う中、勝利のための「最適解」を模索する日々が続きそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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