【MLB】パイレーツ9ー7ドジャース(9月2日・日本時間3日/ピッツバーグ)                  【映像】…

【MLB】パイレーツ9ー7ドジャース(9月2日・日本時間3日/ピッツバーグ)                  

【映像】ドジャース戦で起きた“疑惑の判定”シーン

 ドジャースの大谷翔平投手が「1番・DH」でスタメン出場したパイレーツ戦で7回、球場全体を揺るがす“疑惑の判定”が飛び出した。

 5ー7とドジャースが2点を追う場面、2死二塁で打席に立ったのはスミス。カウント1ー2からの5球目、スミスはスイングの途中でバットを戻したが、ボールは確かにバットをかすめていたように見えた。しかし球審の判定はまさかの「ボール」。捕手はすぐさま立ち上がり、バットに当たったと猛アピールした。

 とうてい納得できるものではない判定に、パイレーツのドン・ケリー監督も飛び出すと、球審のもとへ詰め寄り、実際のボールを手に取り“痕がついているだろう!”と言うように猛抗議。球場の観客も大ブーイングで同調し、中継の視聴者からも「世紀の大誤審」「審判やばい」「音してるw」「当たってるやろw」「野次すごすぎて草」「激しく抗議してるな」と炎上気味の盛り上がりを見せた。

 リプレー映像では確かにスミスのバットはボールをかすめていたように映ったが、それでも判定は覆らず、カウントは2ー2に。試合はそのまま再開され、スミスは6球目のストレートをセンター前へ弾き返して痛恨のタイムリー。これでさらに点差が縮まると、実況の田中大貴アナウンサーも「これはパイレーツとしてはハードラック」と苦笑い。元メジャーリーガーで解説の岩村明憲氏も「球場大ブーイングですよ。リプレーはずっと流れてるわけじゃないですか」と語った。

 疑惑の判定をきっかけに敵地PNCパークを包んだ異様な空気は、しばらく収まることがなかった。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)