◇国内男子◇ロピア フジサンケイクラシック 事前(3日)◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70)女子プロゴルファ…
◇国内男子◇ロピア フジサンケイクラシック 事前(3日)◇富士桜CC(山梨)◇7424yd(パー70)
女子プロゴルファーの川崎志穂が、主催者推薦により男子レギュラーツアーに初挑戦する。今大会から特別協賛に加わったロピアからオファーがかかり、「少しでも大会を盛り上げられたらいいなと思って受けさせてもらった」という。
川崎は2017年プロテスト合格の29歳で、女子レギュラー、下部ツアーを通じて未勝利。過去53回のレギュラー出場で予選通過は6試合にとどまる。QTランキング236位でシーズンインした今季はレギュラー2試合、下部1試合の出場でいずれも予選落ちしている。
宮里藍、寺西飛香留、菅沼菜々に続いて4人目となる日本女子の男子レギュラー出場。川崎は推薦を受けた当時、「たくさんの、いろいろな意見があると思いメチャメチャ悩んだ」と明かす。それでも「過ぎたことはどうにもできない。そこで後悔するなら、出て後悔するほうがいい」と出場を決めた。
実は男子トーナメントの出場は初めてではなく、2019年の男子下部ツアー(当時ABEMAツアー)「i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘」でプレーした経験がある。3日間大会の結果は通算7オーバーの117位で予選落ち。今週は、前回以上に厳しい戦いになることを覚悟している。
ドライバーの飛距離はキャリーで242yd前後と女子では飛ぶ傾向にあるが、「物理的に(グリーンに)届かず、フェアウェイまで届かないホールもある」と7424ydのロングコースや深いラフに悪戦苦闘しそうだ。
2日(火)に18ホールを練習ラウンドし、「本当に頑張りたいけれど『85』くらいが限界と思ったりもしている」というのが正直な感覚。「70台が出たら完璧だと思うけど、80台前半では上がってきたい」と目標を掲げた。川崎は初日、杉本エリック、丸山奨王と同組で午後0時20分にティオフする。(山梨県河口湖町/塚田達也)
<男子レギュラーツアーに出場した女子選手>
・ソフィー・グスタフソン(スウェーデン)
2003年「カシオワールドオープン」予選落ち/通算7オーバー93位
・宮里藍
2005年「アジア・ジャパン沖縄オープン」予選落ち/通算16オーバー120位
・ミッシェル・ウィ
2005年「カシオワールドオープン」予選落ち/通算4オーバー68位
2006年「カシオワールドオープン」予選落ち/通算17オーバー100位
・寺西飛香留
2025年「東建ホームメイトカップ」予選落ち/通算8オーバー124位
2025年「前澤杯 MAEZAWA CUP」/通算8オーバー91位(予選カットなし)
・菅沼菜々
2025年「前澤杯 MAEZAWA CUP」/通算7オーバー89位(予選カットなし)