東京で13日から開催される陸上の世界選手権の日本代表選手が2日、日本陸上競技連盟から発表され、青森県競技力向上対策本部…

 東京で13日から開催される陸上の世界選手権の日本代表選手が2日、日本陸上競技連盟から発表され、青森県競技力向上対策本部に所属する大上直起選手(25)が男子400メートル(4×100メートル)リレーのメンバーに選ばれた。大上選手が世界選手権の代表に選ばれるのは初めて。

 大上選手は5月に行われた世界リレーの日本代表の第1走者として4位入賞に貢献。7月の日本選手権でも100メートルで2位に入ったことなどが評価された。男子400メートルリレーの代表には他に、桐生祥秀選手(日本生命)、サニブラウン・ハキーム選手(東レ)らが選ばれている。

 岩手県出身の大上選手は、岩手・久慈東高から仙台大、仙台大大学院に進み、2024年から青森県競技力向上対策本部に所属している。100メートルの自己記録は10秒15。世界選手権の男子4×100メートルリレーは20日に予選、21日に決勝が行われる。

 大上選手は青森県を通じ、「非常にうれしく感じています。本番では、金メダルを獲得するという形で日本チームに貢献したいと思います」とコメントした。(小田邦彦)