<京滋大学野球連盟 2025年度秋季リーグ戦 第1節1回戦:佛教大5-2大谷大>1日◇わかさスタジアム京都 リーグ戦3連…

<京滋大学野球連盟 2025年度秋季リーグ戦 第1節1回戦:佛教大5-2大谷大>1日◇わかさスタジアム京都

 リーグ戦3連覇を狙う佛教大が開幕戦で逆転勝ち。今秋のドラフト候補に挙がっている赤木 晴哉投手(4年=天理)は先発して、3回2安打4奪三振で1失点だった。

 初回から149キロを計測するなど立ち上がりから快調な投球を見せていた赤木。2回表にソロ本塁打を浴びたとはいえ、順調に投げているように見えたが、まさかの早期降板となった。

 何かしらのアクシデントがあったのではないかと推測されたが、國友 健一監督は「短いイニングは予定通り。50球くらいでと思っていました」と交代の意図を説明した。

 6月の全日本大学野球選手権で153キロをマークするなど、昨年よりも明らかに出力が上がっている赤木。それに伴う体の負担を考慮して、6月下旬から7月半ばまでノースローの期間を設けた。

 8月のオープン戦では100球以上投げた試合があったものの、國友監督とトレーナーの話し合いにより、開幕戦は50球前後の登板に留めた。

 限られた出番の中でも赤木は自分の力をスカウトにアピールする。「出力が上がってこなかったので、どれくらいかを試すために」と初回は全球ストレート勝負。安定して140キロ台後半を投げており、状態の良さを感じさせた。

「良くも悪くもなく、何とも言えない感じですが、四球0でゲームメイクできたのは良かったです」と振り返った赤木。状態に問題はなく、登板を重ねるごとに投げる球数は増えていきそうだ。

 高校時代は達 孝太投手(日本ハム)の控え投手。大学で力を伸ばし、今秋のドラフト候補まで上り詰めた。

 進路はプロ一本で、2日にプロ志望届を提出する予定。「野球をやってきて、プロはみんなが目指す場所。そういう結果で示すのが、親や今まで支えてきてくれた人への恩返しになる」とプロ入りへの想いを語った。