日本陸連は2日、世界選手権東京大会(13日開幕)の日本代表選手を発表し、柳田大輝(東洋大)と清水空跳(そらと)(星稜高…
日本陸連は2日、世界選手権東京大会(13日開幕)の日本代表選手を発表し、柳田大輝(東洋大)と清水空跳(そらと)(星稜高)を男女混合1600メートルリレーのメンバーとしてエントリーした。世界選手権では、いずれかの種目にエントリーされればリレーでの出場が可能になる。日本陸連によると、2人は男子400メートルリレーでの起用が想定されているという。
清水は7月の全国高校総体の男子100メートルで10秒00、柳田は8月のアスリート・ナイト・ゲームズ・イン福井の男子100メートルで10秒00をマークし、それぞれ世界選手権の参加標準記録を突破した。
だが、男子100メートルの選考条件で優先される日本選手権で決勝に進めず、100メートルの代表には選ばれなかった。
日本選手権の結果は、日本陸連が定める400メートルリレーのメンバーの選考条件でも優先される。そのため、400メートルリレーのエントリー枠でも選ばれなかった。
日本陸連の山崎一彦強化委員長は「最終日(のリレー)でメダルを取ることが必須。その中で選択肢を増やす判断をした」と説明した。
柳田は日本選手権の予選で失格となったものの、アジア選手権で優勝し、ワールドランキングでもサニブラウン・ハキーム(東レ)に次いで2番目であることが評価された。高校2年生の清水は、シニアの大会に出られる機会が少ない中で参加標準記録を突破したことなどが考慮されたという。