約50m、驚きの超ロングシュートが高知で生まれた。 8月30日に行われたJ3リーグ第25節、高知ユナイテッドSCがホー…

 約50m、驚きの超ロングシュートが高知で生まれた。

 8月30日に行われたJ3リーグ第25節、高知ユナイテッドSCがホームでテゲバジャーロ宮崎と対戦した。試合は宮崎が前半のうちに2点をリードする展開。そしてハーフタイムを挟んで迎えた後半12分だった。

 高知が自陣でボールをつなぎ、ピッチ中央でボランチの工藤真人がパスを受けて前進を試みる。しかし、宮崎の2人がかりのディフェンスに遭って倒され、ファウルの笛が吹かれた。試合が止まり、スタジアムにいた誰もがひと息入れたが、唯一人、高知のセンターバック、深川大輔だけは違った。

 ハーフウェーライン手前のセンターサークル内で停止していたボールに対して素早くリスタート。後方から深川が走り込み、相手の意表を突く形で右足でのロングシュートを放つと、勢い良く舞い上がったボールは美しい軌道を描き、相手GKが懸命に下がって伸ばした手の上を越え、ゴールバーに当たってそのままゴールイン。この約50mの超ロングシュートにスタジアムはどよめき、実況の菅江隆一アナウンサーは「なんというシュートだ!深川大輔!」「衝撃的なゴールだ!」と大絶叫することになった。

■本人も「この動画100回は見ました」とコメント

 圧巻の50m超ロング弾に対して、SNS上には「神業のようなロングシュート」「まさに、奇襲!!」「これぞ高知の一本釣りシュート アニメだったら言いそう」、さらに「えげつないゴールが決まったと聞いたら、ホンマにえげつなかった」「J3年間ベストゴール最有力だろ」などのコメントが寄せられた。

 さらに試合翌日、深川本人も自身の公式エックス(旧ツイッター)で「この動画100回は見ました。次は勝利に繋がるゴールを。」とコメントした。

 深川は現在26歳。千葉県出身でジェフユナイテッド千葉のアカデミー出身。日本体育大学から2022年にいわてグルージャ盛岡に入団してプロのキャリアをスタートさせ、香港でのプレーを経て、今年2月に高知に加わった。これが2022年リーグ戦での2得点、2024年天皇杯での1得点に続く自身プロ通算4得点目。試合は1−2で敗れたが、ファンの記憶と深川のキャリアに間違いなく残る超ロング弾だった。

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