バウアーは今季10敗と苦しい内容が続く(C)産経新聞社 日本球界2シーズン目に入ったDeNA右腕、トレバー・バウアーの不…

バウアーは今季10敗と苦しい内容が続く(C)産経新聞社

 日本球界2シーズン目に入ったDeNA右腕、トレバー・バウアーの不規則行動に未だ厳しい目が向けられている。

 話題を集めたのは8月21日に行われた広島戦(横浜)での行為だった。先発したバウアーは2点ビハインドの5回二死の場面、小園海斗を右飛に打ち取り、ベンチに戻る際に小園のバットの方向にわざわざ足を運び、バットを蹴りつけるシーンがあった。

【激怒】止められないバウアーの暴走‼︎バット蹴りについて思うことを正直に語ります!【プロ野球】

 この試合、バウアーは7回途中を投げ、9安打5失点でKOされた。元々感情の起伏が激しいことで知られる選手、思うようにいかなかった投球内容も反映したのか、奇行が飛び出した。

 しかし当然のことながら、野球選手にとって道具を大切にするのは基本中の基本。バウアーのこの行動をめぐっては球界内からも厳しい目が向けられている。

 現役時代は大洋(現DeNA)で活躍、引退後は日本代表コーチを務め、現在は野球解説者として活躍する高木豊氏は8月30日に自身のYouTubeチャンネルに「【激怒】止められないバウアーの暴走!!バット蹴りについて思うことを正直に語ります!【プロ野球】」と題した動画を更新。今回のバウアーの行動について独自の見解を明かしている。

 高木氏は動画冒頭で「メジャーはよく見ているな 復帰できないのがよくわかった」と語りながら、今回の行動に関しては「ひどい 子どもじゃないんだから がっかりしたな」と厳しい口調を続けた。

 野球選手にとっては大切な仕事道具とあって「どれだけ大事なバットなのかと 俺なら激怒する」ときっぱり。「それを蹴るというのはリスペクトがまるでないな がっかりした」と繰り返した。

 その上で在籍する球団に対しても「これだけで球団は謹慎にしてもいいぐらいだよ」とコメント。

 「ああいう態度を子どもたちに見せていいのかということ」「同じグラウンドで戦っている選手たちだから それを軽視しすぎだよ」と、怒りはおさまらなかった。

 サイ・ヤング賞右腕として最初に加入した2023年は19試合に先発、2完投を含む10勝4敗、防御率2.76、チームを盛り立てた。2シーズンぶりに再び横浜の地に戻ってきた今季は20試合に先発、2完投、1完封も含みながら、4勝10敗、防御率4.34と負けが先行の苦しい内容が続く。

 高木氏も今回のバウアーの奇行に関してはチームを預かる監督やチームメートも本人に注意をする必要があるとしながら、来季以降の契約に話題が及ぶと「今オフ? 契約しないでしょう 絶対にしないよ」ときっぱり。続けて他のチームが獲得に動く可能性があるかと聞かれると「したらおかしいよ 問題を起こされるだけだもの」とコメント。メジャーで輝かしい実績を残しながらも、大事な日本野球へのリスペクトの姿勢を失ったことで他球団も獲得に動かないだろうという見方を示した。

 来日初年度の23年は中4日で100球超えの力投でたびたび日本球界を沸かせてきた功績も認めながら、今回のような行動を取ったことで「いいところもあるんだけれども こういうことやられるとがっかりしちゃうな」と締めた高木氏。

 バウアーは8月21日の試合から2日後、23日に登録抹消となった。6月6日に白星を挙げて以来、7連敗とトンネルが抜け出せない。今後の剛腕の去就、パフォーマンスに引き続き、注目が集まっていきそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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