8戦ぶりのポイント獲得は自信につながるはずだ(C)Getty Images F1第15戦オランダGP決勝が8月31日に行…

8戦ぶりのポイント獲得は自信につながるはずだ(C)Getty Images
F1第15戦オランダGP決勝が8月31日に行われた。サマーブレイク明けとなったレースは、上位陣でリタイアが相次ぐという予想外の展開となった中、マクラーレンのオスカー・ピアストリがポール・トゥ・ウィンを飾り今季7勝目をマークした。レッドブルの角田裕毅はサバイバルレースを走り抜き9位に入賞。久々のポイント獲得となったものの、厳しい反応も伝えられている。
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米メディア『Motorsport.com』ではオランダGP決勝を振り返り、際立った活躍を見せたドライバーを「Winner (勝者)」、精彩を欠いたドライバーを「Losers(敗者)」とそれぞれ独自に選定し評価を下す特集記事を配信。角田はしぶとい走りでトップ10に入ったものの、今回の記事では「敗者」として扱われている。
同メディアは、「数多くのリタイアが出たにもかかわらず、ツノダがレッドブルで持ち帰れたのはわずか2ポイントにとどまった」と評しており、「予選でもっと上位につけることができていれば、もっとシンプルなレース戦略を取ることが出来たはずだ」と主張する。
さらに、「レッドブルRB21は扱いの難しいマシンではある。だが、仕様面でマックス・フェルスタッペンと同等の環境が整った今、日本人ドライバーにはQ3でフェルスタッペンに一貫して近づくことが求められる」と訴えながら、「サマーブレイク前にはその兆しも一部見えていたが、ザントフォールトではそうはいかなかった」と指摘。予選でのQ2敗退という内容も強調している。
また今回のリザルトを受け、注目度が増す来季のシート争いも展望。「レッドブルは、2026年にフェルスタッペンのチームメイトとなるドライバーを決定する際、感情ではなくデータに基づいて慎重に判断を下すはずだ。だが、アイザック・ハジャーが表彰台を獲得したのは、ツノダにとってタイミングが良くなかった」などと指摘。
続けて、「ツノダにはまだ自らを証明する公平なチャンスが与えられる見込みで、決定は10月末まで下されないとみられている。だが、ハジャーが印象的な走りを見せれば見せるほど、ツノダの立場は危うさを増していく」と見通している。
オランダで初表彰台となる3位に入ったハジャーは、今回のトピックでは当然の如く、「勝者」に位置付けられている。この先、角田はさらに上位でのフィニッシュが求められる他、勢いづく若きライバルを上回る走りをどれだけ見せることが出来るかが、大きなテーマとなっていくはずだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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