最強世代とうたわれた「98年生まれ」の日本ダービー馬がジャングルポケットだ。そんな彼が重賞初制覇を果たしたのが00年…

 最強世代とうたわれた「98年生まれ」の日本ダービー馬がジャングルポケットだ。そんな彼が重賞初制覇を果たしたのが00年の札幌3歳S。四半世紀前の熱戦を振り返ろう。

 ジャングルポケットは父トニービン、母ダンスチャーマー、母の父Nureyevの血統。00年9月に札幌芝1800mの新馬でデビュー。単勝9.8倍の5番人気に留まったが、タガノテイオーやダイイチダンヒル、メジロベイリーという後に活躍するサンデーサイレンス産駒の3頭を倒し、鮮やかに新馬勝ち。そこから中2週で札幌3歳Sに向かった。

 初戦と同じく千田輝彦騎手を背に迎えた一戦、ここもジャングルポケットは5番人気に甘んじた。しかし、レースでは堂々たる主役を演じることとなる。道中は先団追走。3角過ぎから手が動き、やや置かれるような感じになったが、直線に向くとエンジンに火が付いた。一完歩ごとに差を詰めると、残り50mで逃げるテイエムオーシャン、早め進出のタガノテイオーをまとめて捕らえて先頭へ。そのまま2頭を突き放し、1馬身半差の完勝を収めた。

 2着のタガノテイオーは後に東京スポーツ杯3歳Sを制し、朝日杯3歳Sで2着、そして3着のテイエムオーシャンは桜花賞などGI・3勝を挙げるのだから、相当なハイレベル戦だった。となると、ジャングルポケットが大きく飛躍することは自明。翌年にはアグネスタキオン、クロフネ、ダンツフレームといったライバルと名勝負を演じ、日本ダービーを制覇。そして秋にはテイエムオペラオーを倒してジャパンCでGI・2勝目をゲット。東京2400mマイスターとして歴史に名を残すこととなるのであった。