タイガースでは中継ぎとして奮闘していた前田(C)Getty Images メジャーリーグでキャリアを重ねてきた日本人右腕…

タイガースでは中継ぎとして奮闘していた前田(C)Getty Images
メジャーリーグでキャリアを重ねてきた日本人右腕の“決意”は、米球界内でも小さくない話題を呼んでいる。
ヤンキース傘下3Aスクラントンの前田健太は8月31日放送の「スポーツ リアライブ~SPORTS Real&Live~」(テレビ東京系列)でインタビューに応じ、「今年でアメリカは最後」と来季の日本球界復帰の意向を示した。
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節目のメジャー10年目となる今季は開幕から中継ぎ起用が続き、7試合で0勝0敗、防御率7.88とふるわず。現地時間5月1日(日本時間2日)に契約下にあったタイガースをDFA(メジャー契約40人ロースターから外す措置)となると、キャリア初となるマイナー降格も経験。その後はカブス、ヤンキースのマイナー組織を渡り歩いてきた。
同番組のインタビューの中で「今年でアメリカは終わりと決めている。メジャーで20勝しても今年でアメリカは最後と決めていた」と話した前田は、26年での日本球界復帰の想いを明言。「来年は日本に帰りたい。オファーをもらえないとプレーできないので、僕が決めることではないですけど」と決意を口にした。
15年オフにポスティングを利用して翌16年にドジャースでMLBのキャリアをスタートさせた前田。そこから右肘をトミー・ジョン手術(2021年)を受けながら10年の実績を積み重ねた。
37歳が明らかにした決断には、米メディアからも熱視線が注がれた。各国球界の移籍情報を伝えている米専門サイト『MLB Trade Rumors』は「マエダは2026年から日本のプロ野球で現役生活を続けたいと考えている」と先述のコメントを報道。「デトロイトでの最後の活躍は芳しくなかった」と直近2年間の成績低迷ぶりをリポートしつつも、「先発とリリーフの両方を器用にこなしたマエダはメジャーリーグにおいて非常に効果的な投手だった」と総評している。
また、「万が一、メジャーで20勝しても今年でアメリカは最後と決めていた」という本人のコメントを伝えた同メディアは「近年の実戦における成績(もしくは不振)は、彼の決断において影響を与えるものではなかった」と伝えている。
経験豊富な右腕は、果たしてどの球団で日本復帰を果たすのか。その去就は今オフのトピックの一つとなりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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