百戦錬磨のアロンソがレッドブルを皮肉った(C)Getty Images 現地時間8月31日、F1の今季第15戦となるオラ…

百戦錬磨のアロンソがレッドブルを皮肉った(C)Getty Images

 現地時間8月31日、F1の今季第15戦となるオランダGPの決勝がザントフォールト・サーキットで行なわれ、レーシングブルズの新人アイザック・ハジャーがキャリア初の表彰台に立った。

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 前日の予選で自己最高位となる4番グリッドを獲得していた20歳は、「自信がある」とした決勝でも好走を披露。中盤までジョージ・ラッセル(メルセデス)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)と激しい競り合いを続けながら4位の座を保つと、終盤65周目に3位につけていたランド・ノリス(マクラーレン)がリタイア。これによって順位が繰り上がり、“望外”とも言える3位入賞を果たした。

 名門レッドブルの姉妹チームに所属する新鋭の躍進を受け、かつてのカリスマレーサーからは、皮肉も飛んでいる。スペイン紙『AS』で「レーシングブルズは常に飛行機に乗っているようなものだ」と答えたのは、フェルナンド・アロンソ(アストンマーチン)だ。

 2度の年間王者となるなど、F1の酸いも甘いも知るレジェンドは、今季にコンストラクターズランキングで4位と王座から遠のくレッドブルの状態を皮肉るように、躍進を遂げるレーシングブルズの勢いを称えている。

「もしも、あのマシンにフェルスタッペンが乗っていたら、今頃はワールドチャンピオンシップを争っていたと思う。それにツノダはシーズンの初めは常にトップ6圏内にいた。それなのにレッドブルに移った途端に、Q1敗退するようになった。そんな姿を見ても差は明らかだ。もちろん、僕らも、それほど強いマシンを持っていないし、常に100%の力を発揮しなければならない」

 これはレッドブル陣営にとっては耳の痛い話かもしれない。というのも、同チームの今季マシンである『RB21』は問題が多発しているためだ。角田が「とにかく遅い」と嘆けば、エースドライバーのマックス・フェルスタッペンですらも「本当に何もうまくいかない」と訴える時がある状況となっている。

 今回のオランダGPでは、フェルスタッペンが2位、角田が9位とそれぞれ入賞を果たしたレッドブル。それだけにアロンソの皮肉を吹き飛ばす躍進をここから見せられるかに注目だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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