エンリケスはリリーフ陣を救う存在として期待が寄せられている(C)Getty Images ドジャースは10月のプレーオフ…

エンリケスはリリーフ陣を救う存在として期待が寄せられている(C)Getty Images

 ドジャースは10月のプレーオフに向け、ブルペン陣の整備が求められそうだ。現地時間8月31日のダイヤモンドバックス戦で、3点リードで迎えた8回にリリーフのタナー・スコットが同点3ランを浴びてしまい、山本由伸の12勝目の権利を消してしまった。

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 4年総額7200万ドル(約112億円)で加入したスコットが期待に応えられておらず、リリーフ陣は負傷者が続出。 ドジャース専門メディア『Dodgers Way』は、「10月のプレーオフ進出を目指すドジャースにとって、救援陣は依然として焦点だ。ジム・ボウデン氏が『The Athletic』(米メディア)で指摘したように、9月を迎えるにあたり最大の懸念材料となり得る」と伝えた。

 同氏は「今季のドジャースのリリーフ陣は防御率で20位、WHIPで22位と低迷し、21セーブ失敗を記録している。パドレス、フィリーズ、カブス、ブルワーズ、メッツといったナ・リーグの優勝候補と救援陣を比較すると、明らかに最下位レベルだ。10月のドジャースに弱点があるとすれば、それは間違いなくリリーフ陣だろう」と指摘したという。

 そんな中、同メディアは、昨季メジャーデビューしたエドガルド・エンリケスにさらなる活躍を期待しているようだ。「エンリケスは、負傷者続出のブルペンでロサンゼルスが試した数少ない投手の一人だが、その信頼に応える爆発的な活躍を見せている」とし、球団史上最速の103.3マイル(約166.2キロ)を記録し、ここまで12試合に登板して防御率0.00の23歳右腕を評価した。

 ただ、エンリケスの奪三振率は6.00となっており、現状では奪三振率が少ないことを指摘した上で「この数字は近いうちに上昇するだろう」と見ている。

 「三振数が多くないにもかかわらず、これほどの成功を収めているという事実は、まさに肝心な場面で様々な方法でアウトを奪えるだけの実力を備えていることを示している」と分析し、リリーフ陣を救う存在として期待を寄せていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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