5番で起用されるも、無安打に終わったコンフォート(C)Getty Images ドジャースは現地時間8月31日、本拠地で…

5番で起用されるも、無安打に終わったコンフォート(C)Getty Images

 ドジャースは現地時間8月31日、本拠地でダイヤモンドバックスと対戦。ウィル・スミスが9回に代打でサヨナラ本塁打を放ち、5-4で勝利した。

 連敗を2で止めたが、試合前は一部で、不穏な見方が広がっていた。先発オーダーに、マイケル・コンフォートが「5番・左翼」で名を連ねたのだ。

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 同8月30日時点で打率.191、得点圏では.165と、さらに低下する32歳。25~27日のレッズ3連戦では、10号ソロを含む10打数5安打と当たっていたが、好調が長続きしないのが、今季のコンフォートだ。

 21日の敵地・ロッキーズ戦で4番起用された際は、SNS上で「もはや真夏のホラーだよ」と呆れ声も上がっていたが、今回もそれに近く「どういう意図?」「ロバーツ監督の気持ちが分からない…」といったコメントが見られた。

 そのコンフォートは初回、2点を先制してなおも1死三塁から第1打席が巡ってきた。結果はチェンジアップを引っ掛けて、遊ゴロに。走者を返すことができなかった。

 この場面を受けて、米スポーツ専門局『ESPN』の番組に出演するブレイク・ハリス記者は自身のXで「コンフォートは、そもそもラインナップにいるべきではないけど、彼を8番より上の位置で起用するのは愚かでしかない」と手厳しく批判した。

 ファンからは、左右の違いこそあれど、得点圏打率が3割を超えるアレックス・コールを6番に据えたことへの異議も目立ち、「打順逆だろ」「コールなら点が入っていたのでは」という不満の反応が上がった。

 4回の第2打席ではフルカウントから四球を選び、3点目のきっかけを作ったコンフォート。ただ、左投手に代わった5回は、あっさりと代打のキケ・ヘルナンデスが送られた。

 8月最後の試合を劇的な勝利で締めくくったドジャース。それでも、背番号23への不安は解消されず、指揮官の信頼も揺れ動いているように感じさせた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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