「TOYOTA U25日本車いすバスケットボール選手権大会2025」(日本車いすバスケットボール連盟など主催)が30、…

 「TOYOTA U25日本車いすバスケットボール選手権大会2025」(日本車いすバスケットボール連盟など主催)が30、31両日、愛知県豊田市のスカイホール豊田で開かれた。全国各ブロック連盟が域内のクラブチームから選抜した25歳未満の選手らからなるチームの対戦で、今年は地元・東海北陸選抜が優勝した。

 事務局によると、大会は車いすバスケットボールの世界大会に向けた若手選手育成を目的に2000年から県内で開催され、17年からはトヨタ自動車の支援を受けて毎年豊田市で開かれている。国内で活躍する選手や、歴代のパラリンピック日本代表選手のほとんどがこの大会を経験しているといい、次世代選手の登竜門として定着してきているという。

 チームは男女混成で、東北から九州までの9チームに、強化試合として参加した女子U25日本選抜を合わせた10チームのトーナメントで争われた。試合時間は1クオーター(10分)を4回の計40分。

 31日に行われた決勝は東海北陸選抜と関東選抜Aの対戦となった。U23の日本代表経験もある古崎倫太朗主将を中心に、終始押し気味に試合を進めた東海北陸選抜が55対46で勝利した。古崎選手は大会MVPも獲得。表彰後、「去年までは関東に負け続けた。1人だけでなく、チーム全体が活躍して一丸となって目標だった優勝を実現できたことがうれしい」と語った。(前島慶太郎)