11月12日から19日にロンドンのO2アリーナで開催される「ATPファイナルズ」の出場をかけた戦い。その全てが今週パリで行われている、ATPワールドツアーのレギュラーシーズン最後の大会「BNPパリバ・マスターズ」の7日間で決まる。とATP公…

11月12日から19日にロンドンのO2アリーナで開催される「ATPファイナルズ」の出場をかけた戦い。その全てが今週パリで行われている、ATPワールドツアーのレギュラーシーズン最後の大会「BNPパリバ・マスターズ」の7日間で決まる。とATP公式サイトが報じている。

現在、この年間最後のATPワールドツアーマスターズ1000のトーナメントにいる12人のシングルス選手が、計算上は、シーズン最終戦での1席をかけて争っている。レース・トゥ・ロンドンでランキング8位のダビド・ゴファン(ベルギー)から、26位のディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)までだ。

2017年、ATPワールドツアーで4回決勝に進み2つのタイトルを勝ち取ったゴファンは、「ATPファイナルズ」初出場をかけて有利な位置につけている。「BNPパリバ・マスターズ」で準決勝に達すれば、8人の選手枠中7番目を確定できる。

9位のパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)、11位のサム・クエリー(アメリカ)、12位のケビン・アンダーソン(南アフリカ)、そして好調の13位フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)と、14位のジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)も、「BNPパリバ・マスターズ」の優勝杯を掲げれば「ATPファイナルズ」の出場を決める。

先週の「エルステ・バンク・オープン」の勝者であるルカ・プイユ(フランス)、ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)、ジョン・イズナー(アメリカ)、アルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)、ジャック・ソック(アメリカ)、そしてシュワルツマンは、「BNPパリバ・マスターズ」を制すれば皆チャンスがある。しかし、出場権獲得は、他の競争相手の結果次第でもある。

出場をかけたダブルスの戦いは、イバン・ドディグ(クロアチア)とマルセル・グラノイェルス(スペイン)が最後の自動的な出場権を握っている。現在ATPダブルスチームのレース・トゥ・ロンドンで7位につけているこの2人のチームは、「BNPパリバ・マスターズ」で決勝まで行けば、「ATPファイナルズ」の出場権を獲得することになる。あるいはレイブン・クラーセン(南アフリカ)とラジーブ・ラム(アメリカ)が優勝しなければ、少なくとも準々決勝に進めば出場権を得られる。

去年の「ATPファイナルズ」ダブルス準優勝のクラーセンとラムは、出場のチャンスを得るには決勝に進む必要がある。他の2チーム、フアン セバスチャン・カバル(コロンビア)とロベルト・ファラ(コロンビア)、そしてフェリシアーノ・ロペス(スペイン)とマルク・ロペス(スペイン)は、「ATPファイナルズ」で戦うためには最低でもパリで優勝しなければならない。

「ATPファイナルズ」出場権を懸けた熾烈な争い。「BNPパリバ・マスターズ」における各選手の行方から目が離せない。(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATPファイナルズ」出場権を争うゴファン(「楽天ジャパンオープン」の時のもの)