<都市対抗野球2025:JFE東日本6ー5Honda>◇31日◇1回戦◇東京ドーム JFE東日本のドラフト候補・大森 廉…
<都市対抗野球2025:JFE東日本6ー5Honda>◇31日◇1回戦◇東京ドーム
JFE東日本のドラフト候補・大森 廉也外野手(市船橋ー駒沢大)が一時勝ち越しとなる本塁打を放った。
2回の第1打席、Hondaの先発・東野 龍二投手(履正社ー駒澤大)が投じた投じた低めのチェンジアップをうまく捉えると打球はライト上段に着弾した。「外の真っすぐを狙っていましたが、状態がいいからこそいい反応ができた」。会心の当たりに落合 成紀監督も「東野君に対して大森らしい打撃をしてくれれば、いい結果になるとスタッフと話していた。よく一振りで決めてくれました」と称えていた。
駒澤大時代には3年時春のリーグ戦で首位打者賞を獲得。当時はプロ志望届の提出も考えていたが4年春の結果がふるわず、社会人野球で研鑽を積むことを決意した。地元千葉のJFE東日本に進み、今年がプロ解禁となる2年目。「この都市対抗に全てをかける気持ちで臨んでいる」と意気込む中、特大の一発でアピールに成功した。幸先の良いスタートを切ったが「満足のいく内容だったら下位打線にいないと思う。もう少し打ってチームの信頼を得られるように頑張りたい」と慢心せず次を見据えている。
同世代にはロッテの横山 陸人投手(専大松戸)やヤクルトの長岡 秀樹内野手(八千代松陰)らジャパンのトップチームに絡む選手もいる。「元々自分はスター選手でもないですし、雑草魂を持ってやっています。凄いと思いますけど雲のような存在で見ているので、努力して追い付きたいです」と謙虚な姿勢で同じステージを目指している。そのためにもさらなるアピールが必要となるが「優勝しか目指していない。自分の結果も大事ですが、まずはチームの勝利に貢献したいです」と、19年以来の都市対抗制覇に意欲を見せていた。