堂安はチームの中心として大きな存在感を放っている(C)Getty Images フランクフルトの堂安律が現地時間8月30…

堂安はチームの中心として大きな存在感を放っている(C)Getty Images

 フランクフルトの堂安律が現地時間8月30日、ブンデスリーガ第2節ホッフェンハイム戦で圧巻のパフォーマンスを披露した。敵地での試合で2ゴール1アシストを記録し、チームの3-1の勝利に貢献。シーズン開幕直後から強烈な存在感を放っている。

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 キックオフから間もなく、均衡を破ったのはフランクフルトの背番号20だった。17分、敵陣右サイドPA手前で堂安が味方からのパスを受けると、ターンしながら左足でミドルシュート。ボールは弧を描きながらゴール左隅へと吸い込まれ、フランクフルトが先制。

 鮮やかにリーグ戦初ゴールを挙げた堂安が、27分にも追加点を決める。右サイドを駆け上がりゴール前のスペースへの絶妙な飛び出しを見せると、逆サイドから送られてきたリターンパスをダイレクトで押し込んだ。

 堂安は前半で2得点を決めるという活躍を見せ、後半には右サイドからジャン・ウズンにラストパスも通すなどゴールをお膳立て。3得点に絡んでチームを勝利に導いている。

 シーズン開幕直前に行われたDFBポカール1回戦のエンガース戦に続き、堂安はリーグ戦でも複数得点をマーク。攻撃面において、自身の特徴やスキルの高さを示している日本人アタッカーの活躍をドイツ国内メディアも絶賛する。クラブの地元紙『Frankfurter Rundschau』ではこの試合後、公式サイト上において、堂安のプレーを振り返っている。

「今夏、クラブはリツ・ドウアンというビッグネームを補強した。わずか2試合を終えた段階ですでにその効果がサイドで表れている」

 ここまでの内容をそのように評しながら、同メディアは、「とりわけ先制点の決め方は、27歳のドウアンの持つクオリティを象徴していた」と綴っており、「右寄りの位置から(アリエン・)ロッベンばりに中央へ持ち出し、左足で約18メートルの距離からゴール隅へとカーブをかけて決めたのだ」と得点シーンを回想。

 さらに、同メディアはフランクフルトのマルクス・クロシェSDのコメントも紹介。堂安のプレーについて、「リツはブンデスリーガを知っている。彼にとっては未知の舞台ではない。だから適応にあまり時間はかからなかった」との評価を送っている。

 まさに、堂安は開幕からチームにフィットしており、好結果をもたらす存在となっている。クラブの中心的プレーヤーとして信頼が寄せられる中で、さらに自身の持ち味を発揮し、今後の戦いの中でもファンが抱くの大きな期待に応えていく。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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