◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタ 最終日(31日)◇芥屋GC(福岡)◇7293(パー72)◇晴れ(観衆1027…

◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタ 最終日(31日)◇芥屋GC(福岡)◇7293(パー72)◇晴れ(観衆10279人)
10時間以上のフライトも、1週間続いた時差ボケも、メンタル面での「プラス」を考えれば取るに足らない。米下部コーンフェリーツアーの合間に一時帰国した平田憲聖は、「ちょっと、しゃべりすぎたかな」と笑った。
今年1月から主戦場にするコーンフェリーツアーは、9月11日開幕「シモンズバンク・オープン フォーザ・スネデカーファウンデーション」までオープンウィーク。「ずっとアメリカにいたほうが体調面では良いけど、こうやって皆と会ったり、しゃべったりするのはすごく気分転換になる」。スポット参戦した今週は、久々に会う仲間との再会を存分に楽しんだ。
多くの観客を前にプレーする緊張感も久しぶり。「アメリカで、これだけのギャラリーの前でプレーすることが無かった」。ティイングエリアで浴びる声援も、バーディに贈られる拍手も、昨年までは何度も耳にした。それが当たり前じゃないと感じるいまは、より一層応援の声が力になった。

だからこそ、通算7アンダー31位の結果が悔やまれる。「もうちょっと、良いゴルフがしたかった。本当にパターが入らなかった」と、今週の平均パット数は「1.814」でフィールド52位。雷による中断を挟んだ最終日最終ホールも、再開直後の1.5mのバーディパットが決まらず4バーディ、1ボギー「69」でフィニッシュ。悔しさを残しながら、ギャラリーの拍手を受けてグリーンを降りた。
試合を終えて、主戦場に戻るため来週末に渡米する。現在米下部ツアーの年間ポイントレースは11位。来季PGAツアー出場権が付与されるトップ20圏内で、シーズン残り4試合を迎える。「PGAツアーに上がることもそうだし、コーンフェリーで勝つことも目標にしている。残り4試合、しっかり頑張りたい」。米下部では、今季2位が2度あった。日本で英気を養い、あと一歩届かなかった頂点を目指す。(福岡県糸島市/谷口愛純)