角田は「フィーリングとラップタイムが一致しなかった」と感覚の違いを嘆いた(C)Getty Images レッドブルの角田…

角田は「フィーリングとラップタイムが一致しなかった」と感覚の違いを嘆いた(C)Getty Images
レッドブルの角田裕毅は現地時間8月30日に行われたオランダGP公式予選でまたもトップ10入りとはならなかった。2戦ぶりにQ2進出を果たすも12番手のタイムにとどまり、決勝は6列目からのスタートとなる。
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1か月のサマーブレイクが明けとなる第15戦オランダGPでQ3進出を逃した角田。マックス・フェルスタッペンは3位の座を獲得し、今回もチームメイトに大きく水をあけられる結果に。予選後、角田は自身のタイムについて、以下のような言葉を残している。
「マシンに対する自信はかなりあったし、これまでのどのGPよりもマシンをコントロールできていた。だからこそ、フィーリングとラップタイムが一致しなかった」
上位グリッドを得られなかった角田に対し、海外メディアからは厳しい指摘が飛ぶ。英専門サイト『THE RACE』では、角田のリザルトや予選後のコメントなどを紹介しながら、「ユウキ・ツノダは、失望に終わったオランダGP予選の結果に困惑していた」とその表情を伝えている。
また、「ツノダはQ2で敗退。チームメイトのマックス・フェルスタッペンから0.5秒遅れ」と綴りながら、「4人いるレッドブル系ドライバーの中で最も遅かった」とも主張。予選順位で角田を上回ったレーシングブルズ勢にも言及している。
アイザック・ハジャー、リアム・ローソンともQ3に進み、それぞれシングルグリッドを獲得。ハジャーに至っては、キャリア最高となる予選4位のタイムをマークしている。同メディアは、「日本人ドライバーが結果を出せなかった一方で、ハジャーは今回も圧倒的なパフォーマンスを披露した」として、ルーキーの予選の走りを絶賛。続けて、「今回ザントフォールトでの予選4位は、5月から6月にかけてのヨーロッパラウンドで示した快進撃を彷彿とさせる鮮烈な走りだった」などと評している。
また、8位につけたローソンにも、「これで直近5戦のうち4回がトップ10スタート。この安定感から、シーズン序盤にトップチームから降格したにもかかわらず、来季もセカンドチーム残留の可能性がレッドブルで検討されている」として、シーズン中盤から続く好結果を称えている。
もはやどのレースにおいても、レッドブルグループ内の各ドライバーとの比較が避けられず、今回も厳しい立場に置かれることとなった角田。この流れを変えるためには、決勝で9戦ぶりとなるポイント獲得を成し遂げるしかない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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