30日のDeNA戦で3安打3打点の活躍を見せた中日・上林誠知(C)産経新聞社 中日は8月30日のDeNA戦(横浜)に延長…

30日のDeNA戦で3安打3打点の活躍を見せた中日・上林誠知(C)産経新聞社
中日は8月30日のDeNA戦(横浜)に延長11回の末に9-7で競り勝った。「3番・右翼」で先発出場した上林誠知が、先制タイムリーを含む3安打3打点と大活躍。11回は先頭で四球を選び、決勝のホームを踏んだ。
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上林は初回、3回にそれぞれ二盗に成功。今季の盗塁数を「26」に伸ばし、リーグトップの阪神・近本光司に1個差に迫った。
前日29日の同カードでは15号ソロ。中日の「15本塁打-15盗塁」は球団50年ぶりの快挙だったが、勢いは止まらない。これで自身3戦連続打点&12戦連続安打だ。
度重なる故障もあって、10年在籍したソフトバンクでのキャリア後半は出場機会が減少。2023年オフに戦力外通告を受けた。それでも、かつては常勝軍団のレギュラーを務めていただけに、勝負強さは十分に備わっている。
竜党はSNS上で「これを戦力外で拾えるんか」「さすがCSを知ってる男の勝負強さ」「もう職人レベル」「復活というより新進化」「頼りになるわほんとに」と最敬礼だ。
30日時点で打率、本塁打、長打率、盗塁のいずれもリーグ5位以内に入っている。酸いも甘いも経験した30歳は、今まさに全盛期を迎えていると言える。
4時間超の激闘を制した中日は4連勝。3位で並ぶDeNA、広島に0.5ゲーム差と最接近した。31日は2週間ぶりに、“因縁”の藤浪晋太郎と相まみえる。井上一樹監督は、今回も左打者を並べるオーダーを示唆しており、上林には一層の期待がかかる。
絶対に負けられない一戦。昇り竜をクライマックスシリーズ圏内へ押し上げるのは、短期決戦を熟知する背番号51だ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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