◇米国女子◇FM選手権 3日目(30日)◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6598yd(パー72)スコアを3つ伸…
◇米国女子◇FM選手権 3日目(30日)◇TPCボストン(マサチューセッツ州)◇6598yd(パー72)
スコアを3つ伸ばして迎えた前半7番(パー5)、古江彩佳に思わぬミスが出た。フェアウェイ中央から3Wで2オンを狙ったショットがトップし、高さが出ずに右サイドの深いバンカーにつかまった。花道からの4打目でグリーン手前の傾斜を巧みに使い、ピン奥1.5mに寄せながら、パーパットはカップの左を通過。獲りたいホールでボギーがついた。
停滞ムードを打破したのは後半10番。ディボットからの2打目がグリーン右からの傾斜を伝ってピンそばで止まり、このチャンスを生かした。「ラッキーなのか、アンラッキーなのかどちらか分からないんですけど、うまくついてくれて流れを切らさずに行けた」と弾みをつける。
バンカーからの2バウンド目がカップに収まった13番のバーディも追い風となり、16番(パー3)ではティショットをピン左2mにピタリとつけた。予選2ラウンドでいずれもボギーにしていた18番(パー5)は、フェアウェイからの3打目をピンそば1mにつけてバーディフィニッシュ。「やっとパー以下で上がれた。なんとかパーは獲りたいと思っていた」と笑った。
7バーディ、1ボギーの「66」で通算13アンダー。単独首位とは5打差あっても日本勢最高の6位で最終日を迎える。この日の山下美夢有、竹田麗央との同組は「ビックリしました」というのが本音。国内ツアーでは昨年の「ワールドレディスサロンパスカップ」、「日本女子オープン」の予選ラウンドと同じ3サムが、米ツアーで実現したのは初めてだった。
米ツアー4年目の25歳は、肩で風を切って歩くでもなく「自分に集中するだけかな」と淡々とプレーした。むしろ「2人は絶対に良いプレーをするので、うまくついていければいいと思っていた」くらい。終わってみれば、「69」だった竹田、「72」の山下にこの日のスコアだけで言えば“見せつけた”格好になった。
メジャー最終戦「AIG女子オープン(全英女子)」以来、4週ぶりのツアー復帰戦で優勝争いへ。「バーディをいっぱい獲って攻めるプレーを忘れずに」と、いつもと同じように静かに意気込んだ。(マサチューセッツ州ノートン/桂川洋一)