8月30日、J1第28節が行われ、首位に立つ京都サンガF.C.が5−0でファジアーノ岡山を一蹴。エースFWラファエル・…

 8月30日、J1第28節が行われ、首位に立つ京都サンガF.C.が5−0でファジアーノ岡山を一蹴。エースFWラファエル・エリアスが圧巻の2ゴールを決めた。

 リーグ戦8戦負けなし(6勝2分け)かつ3連勝中だった京都。その要因となっているのが、8月10日の第25節からスタメン復帰したラファエル・エリアスだ。3連勝の中で自身は3試合連続ゴールを決め、前節はハットトリックをマークした。そして、その勢いはこの日も止まらなかった。

 まずは前半15分だ。相手陣内の左サイドで一度ボールを叩いてからゴール前へゆっくりとポジションを移すと、左サイドのタッチライン際からの原大智のグラウンダーのクロスに反応する。パススピードもやや遅く、目の前に2人のDFがいたために、それほどゴールの予感はしなかった中、左足のコンパクトな振りから強烈なシュートを放ち、ゴールニア上に叩き込んだ。

 さらに2−0で迎えた前半30分、今度は右サイドから原の斜めのパスをボックス内でDFを背負いながら受ける。2人目のDFもボールを奪いに来たが、ゴールに背を向けながら巧みなフェイントでボールをキープする。そこから素早くターンし、半身の状態からの左足チップキックでDFの間を抜き、GKブローダーセンの指先の上を越える絶妙のループシュートを逆サイドネットに流し込んだ。

■「完全にゾーン入ってるな」

 このラファエル・エリアスの剛柔自在の2得点に対して、SNS上にも称賛のコメントが続々。1点目には「The理不尽 誰も触れんわ」「このコンパクトな振りからこんなスピードシュートが撃てるという…化け物か」「日本人にゃいないよ、こんなシュート撃てる選手は!」、2点目には「2人背負っても問題なしかよ」「どんな隙間狙ってんねん。驚愕だよ」「このシュートは芸術ですね~」「1点目もやばいけどこれ決めきれるのえぐいわ」「完全にゾーン入ってるな」などの声が寄せられた。

 これでラファエル・エリアスは4試合連続ゴールで今季15ゴール目。ついに得点王争いトップの鹿島アントラーズのレオ・セアラに並んだ。エース不在の中でも上位争いを続けてきた京都だったが、ピッチに立てば難なくゴールを奪うブラジル人エースが力強く帰還。今、京都に負ける予感はしない。

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