故障から復帰後29試合で14本塁打のヤクルト・村上宗隆(C)Getty Images ヤクルトの村上宗隆が8月30日の広…

故障から復帰後29試合で14本塁打のヤクルト・村上宗隆(C)Getty Images
ヤクルトの村上宗隆が8月30日の広島戦(神宮)で3本塁打を放ち、5-4の勝利に大きく貢献。3本すべてをバックスクリーンに直撃させる離れ業を演じ、本拠地を熱狂させた。
【動画】前日から3打席連発…村上宗隆の豪快なホームランをチェック
まずは2点を追う2回先頭。広島先発・高橋昂也の2球目のカットボールをとらえ、中越え12号ソロ。続いては同点の3回2死三塁。3球目のストレートを再びバックスクリーンに叩き込んだ。
前日29日の同カードから数えて、3打席連発は勝ち越しの13号2ラン。そして、仕上げは8回だった。1死無走者から5番手・辻大雅の147キロを、またしても電光掲示板下に突き刺した。特大の14号ソロ。神宮は大歓声とともに、どよめきに包まれた。
この日は小児がん啓発の「ゴールドリボンナイター」として開催。小児がんの子どもたちと、その家族が招待された一戦だった。村上も金色のリストバンドを装着。特別な試合で、2022年7月31日の阪神戦(甲子園)以来、自身2度目となる1試合3本塁打を放ち、チームの連敗を3で止めた。
中継した『フジテレビONE』を通じてのヒーローインタビューでは「(本塁打は)手応えも良かったんですけど…きょうは『小児がん(啓発)ナイター』ということで、何とかその子たちに夢と希望と元気を与えられるようにと思って臨んだので、勝ててうれしいです」と殊勝に語り、喜びをかみしめた。
上半身のコンディション不良からの復帰後、29試合で14本塁打。驚異的なペースで、アーチを積み重ねる“村神様”に対して、観衆も視聴者もSNS上で騒然。「NPB現役最強は間違いなく村上」「レベルが違う」「さっさとメジャー行け!そして帰ってくんな」「長期離脱がなかったら、キャリアハイあり得たのかな…年間通して見てみたかった」などといったコメントが寄せられた。
6回2失点9奪三振の力投で、今季2勝目を挙げた山野太一も「本当に神様だなと思って、見てました」と脱帽。その横で、背番号55は「来た球を打つ。それだけです」と力強く言い切った。メジャーからも熱視線が注がれる中、今はただ、ヤクルトのためにバットを振る。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
【関連記事】マンシーの後釜候補に村上宗隆が浮上? 今オフFA市場での獲得を米メディアが推奨「“完璧な後継者”はすでに存在しているかもしれない」
【関連記事】大谷翔平の4度目のMVPは「不公平」 米司会が受賞の必然性に異論「投打の両方ができたら毎年MVPになるとでも?」
【関連記事】“1147億円男”に「もううんざり」 米識者が目立つ緩慢さに苛立ち「ジャッジやオオタニのように模範を示さなければいけない」