◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタ 3日目(30日)◇芥屋GC(福岡)◇7293(パー72)◇晴れ(観衆782…
◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタ 3日目(30日)◇芥屋GC(福岡)◇7293(パー72)◇晴れ(観衆7820人)
6番(パー5)のティショットが左に曲がり、ロストボールになってティイングエリアまで打ち直しに戻った。「つらいなー…」。30歳初日のラウンドが、ボギー先行はイヤすぎる。池村寛世は気を取り直して3打目をフェアウェイに置くと、220ydの第4打をグリーンに乗せて8m弱のパーパットを決めて踏みとどまった。「また、頑張ろう」と切り替えた後半で4つ伸ばし、通算12アンダーでホールアウト。バースデーウィークVに向けて、首位と2打差で最終日を迎える。
8月30日の誕生日は、妻・琴音さんの「ハッピーバースデー」の声で始まった。「試合中なので」と、お祝いは焼肉ディナーで控えめに。まずは4週前「リシャール・ミル チャリティトーナメント」以来の今季2勝目に向けた準備が最優先だ。
「(シーズン)後半戦はアジアに出るので、いい結果を出せるようにしたい」。今季は国内ツアーであと5試合前後をプレーするほかは、アジアンツアーに本腰を据える予定でいる。目標は、アジアンを足がかりに来季LIVゴルフ出場権を懸けた予選会に挑戦すること。予選会に出るには、アジアンツアーの賞金ランクか、インターナショナルシリーズのランキングで上位に入ることが必須になる。「自分のレベルアップにつなげられるように」と立てた目標は、ジュニアの頃からお世話になる地元の先輩の影響だ。
今週LIVゴルフからスポット参戦した香妻陣一朗は、同じ鹿児島県出身で小学生の頃からの付き合いだ。「アジアでも食事に連れて行ってもらったり、LIVの選手に混ざって練習ラウンドをやらせてもらったり」。世界のトップ選手にもまれながら戦う姿を見て、「一緒に戦いたい」と思いを強くした。
そのためにも、まずは今週の優勝で弾みをつけたい。「僕は爆発して、逆転することが多いので、チャンスは全然ある」。初優勝を飾った21年「ISPS HANDA ガツーンと飛ばせ」は、最終日「65」で回って首位と5打差を逆転。今季初優勝も、最終日「64」で3打差をまくった。「気持ちよく、楽しくゴルフができたら」。30歳初優勝で目標に向けて勢いをつけたい。 (福岡県糸島市/谷口愛純)