視界ゼロで殴り合う“前代未聞のルール”に観客は大爆笑と大ブーイング。尻と尻がぶつかればドロップキック、袋を外してのロー…
視界ゼロで殴り合う“前代未聞のルール”に観客は大爆笑と大ブーイング。尻と尻がぶつかればドロップキック、袋を外してのローブロー、そして何事もなかったように必殺技――。珍プレー連発の末に冷めきった結末を迎えた一戦は、「WWEの恥だ」「狡猾すぎる」とファンを二分する大騒動となった。
【映像】最後はレフェリーも巻き添え…前代未聞の“目隠しマッチ”
WWEの第3ブランドNXTで行われた“前代未聞の特別ルール”が、ファンの間で大きな話題を集めている。
8月26日(日本時間27日)、フロリダ州オーランドのWWEパフォーマンスセンターで行われたレクシス・キングとマイルズ・ボーンのブラインドフォールドマッチ(両選手が頭に袋をかぶって戦う試合)は珍プレーの連続。視界を完全に遮断された状態で、あまりにも馬鹿げた戦いが繰り広げられた。
黒い袋で目が見えない両者は互いの位置すらわからず、見えない相手への攻撃が空を切るばかり。会場のファンが位置を声で知らせ、ようやく試合が成立するという有り様だった。
それでも尻と尻がたまたまぶつかった瞬間、マイルズが反射的に高さのあるドロップキック。よろけたキングを丸め込むも、ロープワークで前が見えないレクシスがそのまま場外へ転がり落ちるアクシデントも発生した。
不備だらけのルールの中、試合後半にはレフェリーが目を突かれるという“想定内”のアクシデントも発生。混沌とするなか、悶絶するレフェリーの隙を突いてレクシスが袋を外しローブロー攻撃。その後、何事もなかったように再び袋をかぶり、必殺技「コロネーション」でスリーカウントを奪うという、なんとも冷めた結末となった。
清々しいほど王道の反則勝ちに、ファンからは「彼はWWEの恥だ」「不正だ!」「本当に信じられない」とマジギレの声も噴出。一方で「所詮ネタマッチ」という空気からか、「狡猾だね」「驚きの動きだった」「何を見せられてるんだ?」と皮肉やジョーク交じりのコメントが大多数を占めた。
なお、敗れたマイルズは部分的な難聴を抱えるWWEスーパースター。この試合では視覚と聴覚、二重のハンデを負った状態だっただけに、レクシスがスポーツマンシップを欠いた手段で勝利を収めたことに対し、観客からは強いブーイングが浴びせられた。
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