サッカーJ2のヴァンフォーレ(VF)甲府と山梨中央銀行は11月、甲府市中心部に新しい店舗をつくる。金融とスポーツ、デジ…
サッカーJ2のヴァンフォーレ(VF)甲府と山梨中央銀行は11月、甲府市中心部に新しい店舗をつくる。金融とスポーツ、デジタルを融合させた未来型の店舗で集客を図ると同時に、中心市街地の活性化も目指す考えだ。
VF甲府の公式グッズショップ「まちなかヴァンフォーレプラザ」(甲府市中央1丁目)を、山梨中銀の旧甲府駅前支店(同市丸の内2丁目)に移転させる。
旧甲府駅前支店は今年1月に銀行支店としての営業を終えたが、JR甲府駅南口のメインストリート(平和通り)沿い、県庁の正面という好立地にある。一方、現在のヴァンフォーレプラザは、歓楽街の中にある。新店舗は、親子連れにも入りやすく、市民に存在感をアピールできる。
2階建ての旧甲府駅前支店1階に、カフェスペースを併設したVF甲府のグッズショップが入るほか、山梨中銀のキャッシュレス店舗や、デジタル技術の実証実験を体験できるコーナーも設ける。
キャッシュレス店舗では、受け付けや簡単な相談はAI(人工知能)を利用したアバター(分身)が対応。スマートフォンにインストールした銀行アプリで取引ができるようにする。ただし、ATM(現金自動出入機)は設置する。
2階は多目的スペースで、金融関係のセミナーやVF甲府主催の健康教室などのほか、山梨中銀とVF甲府が地域振興の観点から共催するイベント開催なども検討する。(三宅範和)