今回のtotoはJ1第28節の10試合と、J2第28節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分…

 今回のtotoはJ1第28節の10試合と、J2第28節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

■ビッグクラブ相手に毎年「勝点3」

 記事前半では、降格圏を抜け出したばかりの横浜F・マリノスが、3連覇を狙うヴィッセル神戸を倒すと予想した。下位チームが起こす波乱は、他にもありそうだ。

 前節、横浜FMに抜かれる形で降格圏に後退したのが湘南ベルマーレだ。苦しくなったが、勝点3を積み上げて、横浜FMなどを追走し続けると予想する。

 今節対戦するのはガンバ大阪だ。この関西のビッグクラブ相手には、通算12勝5分24敗と分が悪い。

 だが近年は、クラブ規模の差を乗り越えてG大阪を苦しめている。最下位になったが、コロナ禍における特別レギュレーションで降格を免れた2020年でさえ、G大阪とは1勝1敗。続く2021年こそ2分だったが、以降は2022年には2勝を挙げるなど毎年勝利をもぎ取っている。

 今季前半戦の対戦では勝利を献上したが、そうなれば今度は勝点3を回収する番。G大阪の戦いぶりも不安定で、湘南が勝点3を手にする可能性は十分にある。

■この5試合で「わずか1得点」の東京V

 湘南が勝点を積み上げても、デッドヒートは続くだろう。追う横浜FCも、今節はかましてくれそうなのだ。

 今節は東京ヴェルディをホームに迎える。順位は5つも離れているが、決して苦手な相手ではない。

 クラブの歴史には差があるが、通算で勝ち越しているのは横浜FCだ。13勝12分7敗と、伝統あるクラブをお得意様にしている。

 最近の調子でも、横浜FCに軍配が上がる。横浜FCは監督交代の後、ヴィッセル神戸を倒すなど1勝2敗。負けた試合でも、ゴールを奪っている。

 対する東京Vは、ここ5試合でわずか1得点。奮闘はしているが、決して攻撃は活発ではない。

 そうなれば、出てくる答えは横浜FCの勝利。湘南とともに、残留ラインという危険水域を上げていくはずだ。

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