◇国内女子◇ニトリレディス ゴルフトーナメント 2日目（29日）◇北海道CC大沼C（北海道）◇6955yd（パー73）…
◇国内女子◇ニトリレディス ゴルフトーナメント 2日目（29日）◇北海道CC大沼C（北海道）◇6955yd（パー73）◇曇り時々雨
ささきしょうこは北海道CC大沼Cを大会初日に初めて回った。通常なら現地入りする月曜日に、どうしても外せないスポンサーの仕事が入った。火曜日はツアーの疲労をとるため、練習ラウンドを回避。水曜日のプロアマ戦には出場予定がなかったため、正真正銘のぶっつけ本番だった。
「大会初開催のコースを練ランなしで回るのは、初めてです」。ところが、2日連続の5バーディ、1ボギー「69」で通算8アンダー。午前組終了時点でトップに立ち、週末を迎えられるとは…。
ツアー史上最長6955ydの舞台。「コースが長いってのと（フェアウェイがソフトで）ランが出ないってことは聞いていて。あとはパー73だし、戦えるか…」とツアー仲間から情報収集し、イメージだけは描いていたが、実際に回ると確かに長かった。
2日目はインスタート。2打目以降は「ずっとロングアイアンかユーティリティを使っている感じ」と言い、590ydの18番（パー5）は「3打目で7番アイアンぐらいのなるべく短いクラブを持つ」ために、2打目は2日連続で“直ドラ”を駆使した。この日はフェアウェイながらライが悪く、ダフり引っかけで150ydほどしか飛ばず、3打目の残り距離は200yd。しかし、そこから3Wで1mにつけてバーディを奪った。
前日の“初ラウンド”の貴重な経験も生かした。2日連続で、2段グリーンの奥上段にピンが切られた7番は初日が手前下段に乗って3パットのボギー。この日は129ydから8番アイアンで上段まで突っ込み、またも1mにつけてバーディを決めた。
優勝を争う位置で迎える週末。シード争いのメルセデスランキングは現在53位のボーダー付近だけに、少しでも上位に入りポイントを重ねたい。今週は飛行機移動のため、ペットのフクロモモンガ3匹は“帯同”できず、自宅に置いてきた。癒やし相手がいない寂しさはあるが「あした以降も耐えるところは耐えて、スコアを伸ばしていきたいです」。予選を“練習ラウンド”と思えば、これからが本番だ。（北海道七飯町／加藤裕一）
