平田憲聖の最新14本アメリカ挑戦中に7番ウッド投入＆キャメロンのマレットも

◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタ◇芥屋GC（福岡）◇7293（パー72）米下部コーンフェリーツアーを主戦場と…

◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタ◇芥屋GC（福岡）◇7293（パー72）

米下部コーンフェリーツアーを主戦場とする平田憲聖。ここまで21試合を終えて年間ポイントランキングは11位につけ、来季PGAツアー昇格（上位20人）がほぼ確実な位置にいる。スポット参戦した日本ツアーの今季試合でクラブセッティングをチェックした。

「もうみんなめちゃくちゃ飛びますよ」。ツアー全体のドライバー平均飛距離が308.5ydの中で戦う平田は、平均299.6yd（ランク119位）と飛ぶほうではないが、「飛ばない選手でも成績上位にいる」と無理にあらがわない。

ドライビングアキュラシー（飛距離＋正確性）でツアー全体の4位（71.86%）と、正確無比なドライバーショットで勝負している。日本にいる時から使用しているミズノ「ST-X 230」と「24 ベンタスブルー」の組み合わせがアメリカでもハマっている。ミズノの新しいプロトタイプドライバーも現在テスト中。来季に向けた武器を見定めている。

3番ウッドのテーラーメイド「Qi10」は替えられない一本。一方で、ことしの4月ごろにキャロウェイの「APEX UW」を抜いて、新たに「Qi35」の7番ウッドを入れた。

「向こう（アメリカ）でUWより飛ぶのが欲しくて。ロフトは同じ21度ですが、もうちょっと飛ぶ。スピンもどちらかというと入るほうで、スピンは入るけど飛ばせるから使い勝手がいいんです」と変更理由を話した。「7番ウッドはとにかく楽に打てる。2打目でけっこう活躍してくれています」と、距離の長いコースではショートウッドが有効なようだ。

ともにミズノのアイアン型UT「MP FLI-HI」とアイアン「JPX 923 TOUR」はアメリカでも継続。パーオン率75.22%（ランク9位）という数字を見ても、アイアンを替える必要はないということだ。元々プロトタイプだった日本シャフトの「モーダス115」も挿さったまま。

ウェッジはアメリカ挑戦を踏まえて変更アリ。ミズノ「T22」の4本体制（46、50、54、58）から、46、50度は残したまま54度を同社「T-1」に。そしてロブウェッジをタイトリストの「ボーケイSM10」（59度）にした。

「T-1は昨年の終わりごろから。ボーケイは6月ごろから入れています。グリーン周りは基本的に全部ボーケイでカバーしている」と、アメリカの芝にローバウンスのTソールが合った。ロブウェッジのシャフトだけフレックスを「S」にしている。

また、パターもことしからスコッティキャメロンのマレット型「GoLo 6.2」に変更した。ネック違いでいくつか同じヘッドを持っていて、6月からは今のミッドスラントネックに落ち着いた。「ヘッドはいろいろ試してマレットに決めました。向こうのグリーンに合うんですよね。転がりが良くていいなと思ってオーダーしました」と経緯を話した。