ATPが「スイス・インドア」で優勝したロジャー・フェデラー(スイス)とフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)のコメントを報じている。昨年は故郷バーゼルでの「スイス・インドア」を欠場したフェデラーだが、心の準備はしっかり整えていた。…

ATPが「スイス・インドア」で優勝したロジャー・フェデラー(スイス)とフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)のコメントを報じている。

昨年は故郷バーゼルでの「スイス・インドア」を欠場したフェデラーだが、心の準備はしっかり整えていた。

フェデラーは日曜日の決勝戦で、調子がうなぎ登りのデル ポトロを6-7(5)、6-4、6-3のフルセットで制し、ツアー参加選手中最多となる今季7度目のタイトルを手にした。

「2人とも長いシーズンで疲れていると思います。それに彼は4週連続で好結果を残しているから、お互いこの決勝に持てる力のすべてを注ぎました。観客の皆さんも心から試合を楽しんでくれました。残念ながら、最後は勝ち負けを決めなければならないテニスの試合ですが、2人とも今週の試合内容には満足していると思います」とフェデラーは語った。

「今シーズンのロジャーのプレーはすごいね。信じられないくらい完璧な調子だ。ぼくが同じ年齢になったときに、今のロジャーと同じように絶好調でいたいけど、きっと無理かな」と試合後にデル ポトロはフェデラーを祝福した。

一方のフェデラーも、「君こそ『全米オープン』あたりから素晴らしい試合ぶりだよ。調子が戻った姿や毎週出場している試合を見られることがとても嬉しい。ぼくももう一度、君のように連戦できるようになりたい。パリでの健闘を祈ってる。そして、またロンドンで会えることを願っているよ」とデル ポトロを励ました。

「精神的に疲れる試合でしたが、ファンの方にとっては見ごたえのある一戦だったと思います」とフェデラーは勝利した決勝戦を評した。

(テニスデイリー編集部)

※写真はお互いを称え合うフェデラーとデル ポトロ

(Photo by Harold Cunningham/Getty Images)