◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタ 初日(28日)◇芥屋GC(福岡)◇7293(パー72)◇晴れ(観衆2929…
◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタ 初日(28日)◇芥屋GC(福岡)◇7293(パー72)◇晴れ(観衆2929人)
過去12回プレーした芥屋GCで、トップ10に入ったことは一度もない。「苦手です」と迷いなく口にするほど良いイメージのないコースで、稲森佑貴がボギーなしの1イーグル、6バーディ「64」をマーク。大会における自己ベスト「66」(2014年初日)を更新するスタートダッシュで、8アンダー単独首位に立った。
芥屋に対する苦手意識は、ツアーでは少ない高麗グリーンから来ている。もともと地元・鹿児島で回っていたコースも高麗だったが、ツアーに合わせてベント芝で練習するようになってから苦手になってきた。「パターで苦しんでいた感じ」と過去12回で予選落ち3回、最高位は18年の11位。この日も前半4番で、さっそく悪いイメージが顔を出した。
「高麗あるある、やってしまった」。2mもない短いフックラインのバーディパットが、打ちきれずにカップをなめることもなく左に逸れた。芝目の影響が強い高麗グリーンは、弱気になれば打ち出しですぐに曲がってしまう。
「近いパットほど、打てていないとダメ」とすぐに反省し、5番は4.5mをしっかり打ちきってバーディにした。今週は「オーバーしてもいいや」と強気のパットを意識し、パターも高麗仕様に変更。「硬めのインサートを選んだ。出だしの芝目が強いので、最初が肝心」とオデッセイ「Ai-ONE MILLED JAILBIRD MINI T パター」を投入した。直近2試合はパットに苦戦して予選落ちだったこともあり、「思い切ってやってみよう」と切り替えたことが噛み合った。
2023年「ACNチャンピオンシップ」以来のツアー6勝目へ弾みをつけつつ、水曜(27日)に届いたビックニュースも気になるところ。「マスターズ」を主催するオーガスタナショナルGCが、10月「日本オープン」(栃木・日光カンツリー倶楽部)優勝者に26年大会の出場権を付与することを発表した。大会2勝の“日本オープン男”としては「早く出してもらいたかった…」と嘆く気持ちはあるが、3勝目を狙える自信もある。
日光CCで行われた21年「日本プロ」では首位と1打差の2位フィニッシュ。「“全振り”してもいいくらい」と意気込む大一番に向けても、苦手克服で弾みをつける1週間としたい。(福岡県糸島市/谷口愛純)