【柏レイソルvs浦和レッズ 8月22日】■「自分たちを信じて攻撃に行こう」「記憶に長い間残る素晴らしい試合」と柏のリカル…
■「自分たちを信じて攻撃に行こう」
「記憶に長い間残る素晴らしい試合」と柏のリカルド・ロドリゲス監督は言った。
「逆転できる。自分たちを信じて攻撃に行こう。間違いなく3点は取れるから」
ハーフタイムに選手たちにそう話したという。
前半、2点を失った柏の入りそうで入らない展開がファンをやきもきさせていた。
柏は攻めた。
後半から杉浦大暉と瀬川祐輔を投入。54分、混戦の中、この杉浦大暉が蹴ったボールを瀬川祐輔がゴールした。
ファンのコールを受け、アメリカ遠征で日本代表に選ばれた細谷真大がゴールに執念を燃やす。83分、細谷が瀬川祐輔との巧みな連携から同点弾をものにした。
■泣き顔で「ヘッドじゃないの」?
残り時間は少なくなっていた。
90分、私の目の前から小西雄大がクロスをあげた、と思った。そのボールは奥のポストの内側に当たって、そのまま逆転のゴールになった。小西は両手を広げるとバックスタンドのファンと抱き合い、くしゃくしゃの泣き顔でゴールを喜んだ。「ヘッドじゃないの」という仕草も見せたが、クロスはパーフェクトなシュートに変わっていた。
3-2と逆転した柏は、ダメ押しの4点目を久保藤次郎が蹴りこんだ。
金曜日の夜、1試合だけ行われた試合に勝利した柏は、勝ち点を50とし、首位に浮上した。土日の試合の結果を受け、京都、鹿島、町田に続く4位の位置から柏は上位を狙う。