今年は高校生捕手の有力ドラフト候補が少ない。また昨年、支配下指名された高校生捕手は西武に指名された龍山 暖(エナジックス…

今年は高校生捕手の有力ドラフト候補が少ない。また昨年、支配下指名された高校生捕手は西武に指名された龍山 暖(エナジックスポーツ)のみで、指名のハードルは年々高くなっている。今年はU−18代表の大栄利哉(学法石川)が高校生NO.1捕手と評価されているが、大栄に次ぐ捕手が愛知NO.1捕手・松井 蓮太郎(豊橋中央)だ。昨秋は愛知県選抜に選ばれ、夏の予選からスカウト複数人体制で視察されるほどだ。

 今年は愛知大会、甲子園を通じて、31打数15安打、打率.483と結果を残した。守備では146キロ右腕・高橋 大喜地投手の持ち味を引き出すインサイドワークも見事だった。

 そんな松井のパフォーマンスに迫っていきたい。

 まず打撃を見ると、目線の位置が安定し、的確にボールを捉えられるミートセンスの高さが魅力。すり足気味でタイミングを取り、小さい動きをすることで、目線のブレを防いでいる。トップからインパクトまで無駄のないスイングができており、外角、内角、高め、低め問わずに捉えることができており、打てるポイントが広い。下半身の柔軟性もあるので、低めの変化球を捉えることができる。昨秋はもっと長打傾向だったが、夏では出塁を重視してミート中心の打撃となっていた。

 もともと高い弾道のフライを打ち上げる技術が備わった選手なので、長打志向になれば、本塁打を量産できる可能性を秘めている。

 守備面は二塁送球1.9秒台の強肩はコントロールもよく、高確率で走者を刺すことができている。キャッチングはフレーミングをかなり意識しており、高確率でストライクを取ることができていた。

 この夏は攻守ともに高い集中力でプレーできており、打撃は狙い球をしっかりと絞り、守備でも安定したキャッチングができていた。ミスがほとんどなく、まさに扇の要として甲子園出場に貢献した。

 甲子園初戦の日大三戦後にプロ1本を表明した松井。夏の内容を考えれば、捕手が少ない球団は指名に動く球団もあるのではないか。